野生にいきる 伊那谷通信

 

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よく「伊那谷はどんなところですか」と聞かれる。「南アルプスと中央アルプスに挟まれた山の中」と答えると、「自然が豊かだから動物たちがたくさんいるの ネ」という返事が返ってくる。でも僕は「自然が豊かだから動物たちがたくさんいる」という言葉があまり好きではない。自然界なんて極めてしたたかで、どの ような環境でも必ず何かの生物は存在する。都会にゴキブリが見られるのも、ドブ川にボウフラがいるのも、これもまた自然界の一つの姿なのである。(あとが きより)
「毎日グラフ」に2年間にわたり連載された、宮崎学の「伊那谷通信」、「鷲と鷹」や「けもの道」のこぼれ話も満載。


  • 定価:絶版につき古書でお求め下さい
  • 対象年齢:小学上級から
  • 21.2cm×15.4cm/221ページ
  • ISBN-13: 978-4620308593
  • 初版:1992年4月
  • 著作:宮崎学 写真・文
  • 毎日新聞社

<目次>

1 川を渡るけものたち
ノウサギ
白いタヌキ
ハクビシン
イタチ
ノラネコ
コジュケイ

2 シジュウカラ
古木の巣箱
昼の抱卵
夜の抱卵
ヒナの成長
ニコチンバリアー
ヒナの巣立ち

3 穴を考える
アカゲラの巣
モモンガ
ムササビ
オオコノハズク
アナの中
フクロウ
クマ


4 フクロウは語る
自然界に忘れ物
新フクロウ
360度の情報
夜のフクロウ谷
フクロウ谷の小さな小屋
樹洞の巣
卵の中のヒナとの会話
フクロウの住宅難
伊那谷の夜
学習能力
ハイテクの落とし穴
自然界の輪廻
世代交代
雪とフクロウ 

5 タヌキのひとりごと
子だくさん
人間模様
自然界の盲点
グルメタヌキ
自然界の掃除屋
アルビノ
食生活にサイン
足のないタヌキ
川に落ちたタヌキ
里の動物

6 空の王者ワシタカ
ノスリ
生態観察
ヒナの卵歯
予期せぬこと
オオタカ
平地の鳥
自然界のバランス
オオタカ発見法
ハチクマ
ハイタカ
クマタカ
ドコサヘコサエンサン
人間不信
自然との共存
ハヤブサ
夫婦共同の狩
汚染された餌
都会への進出
イヌワシ
7 里に続く「けもの道」
柿の木小屋
キツネ
キツネのおもちゃ
体験と学習
郵便屋さんの近道
テンの糞
ネコの定着
アナグマ
ヒメネズミ
光の波長
トウモロコシ犯
獣害
脅しのプログラム
共有の道
食うもの・食われるもの
ヤマドリ
自然界のリズム