
二十歳のころ仕事をやめ、日本に生息する十六種類のワシ、タカの生態観察を目指した。厳冬の北海道知床半島にオジロワシを追う。キャンピングカーに何ヶ月 も寝泊まりした。南は沖縄の西表島まででかけ、カンムリワシを探し続ける。様々なアルバイトをしながら、稼いだ金はすべて取材費に投入された。
鳥の生態観察のポイントになるのは、巣探し。「例えば、巨大なイヌワシが飛ぶには上昇気流の助けが必要。要は自分の気持ちがワシになりきれるかどうか」天性の勘と読みで発見した巣の発見のコツなど、貴重な話も満載。
<目次>
●イヌワシ 地図の上の方程式
●ノスリ ひと里の林を探索
●オオタカ 鷹が好む山の条件
●ハイタカ カラマツ林の風を切る飛翔
●ツミ 身近に発見した幻の鷹
●クマタカ 狩りの名手、鼻汁の謎
●チョウゲンボウ 崖地の巣穴に育つ愛嬌もの
●ハチクマ 蜂の子を好物とする鳥
●チュウヒ 北国の湿原に舞う精悍な鷹
●チゴハヤブサ 霧の草原、優美な空中猟
●サシバ 渡りの島、無言の島民
●カンムリワシ 南の島に生きぬく猛禽
●トビ 掃除屋さんもする猛禽
●ハヤブサ 断崖に生きる名ハンター
●ミサゴ 海中の魚をねらう名ハンター
●オジロワシ 巨大な翼をうつ海鷹