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2008-10-21 Tue [ 昆虫 ]
地バチが大豊作
by gaku

今年は、とにかく地バチが大豊作の年のようだ。
地バチとは、クロスズメバチのことで、土中に巣をつくる蜂の一種。
これを、信州の伊那谷では珍味として食す習慣が昔から存在していた。
だから、大豊作の年にはみんなが喜ぶのである。
これら地バチの巣を見つけるには、それなりに技術がいるが、ボクも少年時代から経験があるのでお手のものだ。
しかし、近年は多忙すぎて、ゆっくり地バチとつきあっているような時間がない。
でも、夏に一つだけ見つけた。
その巣を秋までそっと保っておいて、実入りの大きくなった時点で掘り起こそうと考えていた。
地バチの巣は、ツキノワグマの生息地のど真ん中にあった。
しかし、この地バチを熊も大好きなので、いつ熊にやられてしまうか気がきではなかった。
でも、大丈夫だった。
ちゃんと、目的通りに地バチの巣をゲットできたのだ。

こうして獲った地バチの巣から幼虫をとりだして「甘露煮」である。
酒と醤油と味醂と砂糖で、ゆっくり煮つめていく仕事も自分でやった。
そして、熱燗でゆっくりいただく一年に一度の秋の味覚。
この味をかみしめるたびにボクは、信州の秋を体感しながら、生きているよろこびを感じる。

写真:クロスズメバチの巣と幼虫と甘露煮。








