<新着記事>
山岳遭難救助ヘリコプターは無料なの…? 09/07
秋の黄金の季節はうれしい収穫のとき… 09/04
フクロウ写真集の校正 09/01
おかしな雲たち… 08/30
中古デジカメがどっさり届く… 08/26
ヘアヌードに囲まれたツキノワグマたち 08/21
自然界には魔物が潜むもの… 08/18
シグマ「SD15」カメラと遊ぶ… 08/13
北海の幸がいっぱい… 08/12
誕生日に母との会話… 08/11
柴犬の子育ては順調 08/10
写真作画はいつも一品料理 07/26
あれが「かなとこ雲」なのだ、な? 07/24
ドブネズミの大群と戦うには… 07/22
ハクビシンは桃農家の大敵 07/20
2008-01-17 Thu [ 哺乳類・野生動物 ]
ノウサギ完全復活宣言
by gaku

中央アルプス山麓に、ついにノウサギが帰ってきた。
雪の上のいたるとこころで、足跡を見るからだ。
これで、復活は間違いないと思う。
昨年の冬にも、少ないけれどノウサギの足跡は見られた。
その前の2006年までは、まったく見られなかった。
中央アルプスにノウサギは、1985年まではいた。
これまで、ボクは「けもの道の四季=平凡社」の撮影をしていたから、実によく覚えている。
1986年以降は、姿も、足跡や糞の痕跡も、まったく見られなかった。
22年ぶりの復活と思っていい、のである。
こうして復活を見届けると、今後はどう数の展開がされていくのかを見てみたい気もする。
ノウサギ全盛期の1970年代のことをボクはちゃんと見届けてきているから、ノウサギを主要な餌とするイヌワシやクマタカの隆盛も再確認したいものだ。
一昨年は、中央アルプスの3000mの稜線で遭難者があった。
吹雪に埋まっていた登山者が10日前後して発見されたときには、雪上に出ていた顔と手が何者かに食べられていて、なかったという。
このとき、ボクはあそこまで出かけられるのは、イヌワシとクマタカとカラスだと思った。
カラスは日常的に餌がないと出かけないし、クマタカは森林性で厳冬期は稜線付近までは行動しない。
そうなると、冬期間でも稜線付近をソワリングしているイヌワシの仕業しか考えられなかった。
ノウサギがたくさんいれば、イヌワシも遭難者を食べるほどまではしなかっただろう。
イヌワシにとっても、ノウサギの復活は歓迎すべきこと、である。
このノウサギ復活ドラマには、中央アルプスの森林開発と大きな関係がある。
これらの関係は、おいおい少しずつ解説していくことにしよう。
写真:左がノウサギで、右側はキツネが往復した足跡。
2008-01-15 Tue [ 旅・取材・人 ]
締め切り地獄の日々
by gaku

朝起きたら、快晴のすばらしい天気。
なので、今日も朝から巣箱づくりをしようと思っていた。
その前に、メールチェッをしてみれば、なんと原稿締め切りが迫っていることの連絡。
「あっぢゃーー」、と思いながら日程などを考えてみると、かなり厳しい状況にある。
今年から、月2回の連載が2本。
これまでの月刊誌だけでも3本が動いているので、これは悠長なことをしておれない。
巣箱づくりを諦めて、今日は原稿書きに予定変更。
天気のいい日には、車のなかで日向ぼっこをしながらの原稿だ。
車のハンドルに文章専用のPCを乗っけて、運転席に座ったままでの作業。
天気がいいと、エンジンをかけなくても車内はポカポカに暖かくてまさにエコである。
ついでに、わき見しながら周囲の自然観察もできるので、こういう仕事も一石二鳥と考えている。
こうして、今日は2本の原稿ができあがった。

夕方になってめちゃくちゃに冷え込んできたので、仕事場に帰る。
郵便受けには、いくつもの郵便物。
そのなかに、一冊の雑誌があった。
そういえば、2ヶ月ほどまえに電話取材があったことを思い出したので、付箋を引いてある記事を読んでビックリ。
5月に、大阪で講演の予定が載っているではないか。
「っえ、そんな約束してあったっけ?」
電話インタビューだったとばかり思っていたら、講演の約束までしてあったらしいのだ。
これは、マズイ。
のん気にしていたら、どこかでダブルブッキングをしてしまうところだった。
なんだか、最近のボクはこのようなポカが多いような気がする。
写真上:快晴無風状態の中央アルプス宝剣岳。仕事場から200mも歩けば、こんな風景にであえる。
写真下:ハンドルには特製のPC台を手づくりしてあるから、仕事の能率もあがる。
2008-01-14 Mon [ 旅・取材・人 ]
巣箱づくり
by gaku

正月以降、天気の合間をみて野鳥用の巣箱をつくりはじめた。
今日も、風が強くて寒い一日だった。
外での作業なので、ラクダの股引に防寒ズボン、防寒コートの完全武装。
しかし、手袋をすれば手元が狂うので、作業は素手だ。
12cm幅のスギ間伐材の野路板が、3,3㎡あたり1525円で近所のホームセンターで手に入った。
長さは、182cm。15枚の束だ。
これを慎重に部取りしていくと、一枚で2個の巣箱ができた。
したがって、1525円で30個の巣箱ができることになる。
1個つくるのに、15分かかる。
それも、丸ノコやらジグソーやらをつかっての作業だ。
巣箱の入り口となる穴は、かんたんにやってしまおうと、33mmのドリルを買ってきた。
しかし、これだと板が割れてしまうので、結局はジグソーで一個ずつ丁寧に穴あけをしなければならなかった。
まあ、穴を開けるたびに、野鳥たちが「よろこんでくれるかなぁー」と思いながら作業をするのも楽しいものだ。
この巣箱は、別に愛鳥週間のためにやっているのではない。
いくつかの調査をしたいから、自発的に考えただけのこと。
目標は、200個の巣箱だ。
プロの写真家がこんな作業をコツコツやるのも可笑しいと誰もが思うだろうが、自分の「絵コンテ」があるから、他人には任せられないことだからである。
とにかく、ボクは自分の目でみた確かな言葉を伝えたいから、たった一行の文章のためにこのような作業をやっているだけなのである。
自分で汗を流さないで他人の言葉をパクル人は多いが、ボクはオリジナルなひとつの発見のために大工や工作仕事をやり続けたい。
そのほうが、この時代に生きている満足感があるし、絶対に楽しいからである。
早くこの巣箱づくりを終えて、無人撮影用のハウジングも作らなければならない。
ムササビやモモンガを観察する自動システムカメラもやってしまわなければならない。
1月なんてあっという間に終わり、2月がきてしまう。
2月がくれば、逃げ月ともいうくらいこれまたあっという間に過ぎてしまう。
とにかく季節を先取りしながら準備をしていくのが、ボクの野生との付きあい方だからである。

夕方になったので、今日の巣箱づくりを終えた。
数えてはないが、50-60個はできただろうか。
道具を片付けるころには、中央アルプスはとっぷり日が暮れて近所の家々に明かりが灯っていた。
明日も、一日頑張ろう。
写真上:つくる端から畑に無造作に積み上げていくのだが、近所の人が見れば笑う、だろうな。
写真下:この道具でどれだけの作業をこなしてきたことだろうか。ボクの写真はこれらの道具から出来上がっているのだ。
2008-01-13 Sun [ 旅・取材・人 ]
年賀状御礼
by gaku

今年も、年賀状がたくさん来てしまった。
なのに、ボクはまったく欠礼をしたままだ。
欠礼は、もうかれこれ20数年、いや30数年ちかい、だろうか。
申し訳ないと思いつつ、年末に大量の年賀状を書くのは物理的に無理があるからだ。
住所録だけでも2000人を超えてしまい、それをボクが一人でやるには大変な体力と時間の消耗である。
なので、年賀状は日本の社交辞令の文化だと思うが、それをするのをやめた。
自然界を追って仕事をしていると、自然は5日単位で動いているので、ボクにはそれを無視できない。
ボクは机上で仕事をしているのではないのだから、現場にでてなんぼである。
この5日の間に大きなチャンスを逃してしまうことも、多い。
だから、自然界の動きをきちんと見張り、プロとして仕事でお返ししていけばいい、と思ってこれまでやってきている。
年賀状を欠礼したことで、疎遠になってしまった人たちも大勢いるが、ボクの気持ちのなかではそんなことはまったくないと思っている。
だから、仕事を通して、これまでどおりお付き合いのあった方々にはいつも呼びかけているつもりである。
そういう人たちに感謝しつつ、今年もいい仕事をして恩返しをしていきたい。
還暦がそこまで見えてくると、やはり仕事最優先と考えてしまう。
まだまだ、ボクにはたくさんの足跡を残す必要があるからだ。
申し訳ないけれど、そんな時間をボクにください。
2008-01-10 Thu [ 旅・取材・人 ]
ニコンD3の凄さ
by gaku

明日から天気はくだり坂となるらしい。
それも、数日長引くと天気予報では伝えていた。
ならば、星空を写すには今夜やっておかなければならないと思って、ニコンD3を持ち出して庭へ。
ニコンD3は高感度撮影が得意なので、そのテストをしておきたかった。
三脚を出して、寒風にさらされながら南の空へレンズを向けた。
23時30分だが、お隣さんはまだ起きているようで、二階部屋には明かりが点いていた。
まあ、この明かりはあってもなくてもいいだろう。
ニコンご自慢のAF-S14-24mmEDズームレンズを14mm側にして、空を大きくとりいれてみた。
まずは、絞り開放のf2,8。5秒 ISO5000のマニュアル露出で暗めな西の空を狙ってみた。
すぐにモニター確認してみれば、ぴったし露出だった。
では、ISO3200にして、絞りf4,5 20秒で、今度は南の空を写したのがこの写真。
星が流れずに、しっかり止まっているではないか。
しかも、星の一粒ひとつぶまでが、ちゃんと写っている。
このような写真は、これまでのデジカメでは撮れなかったことである。
なんと、神秘的なことか。
ボクは、こんなにも星の降る下でいつも眠っていたのかと改めて感動してしまった
いや、D3は、すごいカメラである。
こうして、いろんなテストを繰り返しながら、このカメラでなければ撮れない作品を撮ってみよう。
そのためのテストなのだから、寒風はちょっと冷たかったけれどそれ以上の満足度があった。
写真:ニコンD3 AF-S14-24mmf2,8G ED f4,5 25sec ISO3200 マニュアル露出








