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    宮崎 学 【野生は笑う】 (週刊現代SP夏期号)vol.20
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モモンガです。気が付いたらもう残暑なんですねぇ、
朝夕の涼風が一足早く秋を感じる信州からゴメンナサイ!^^
8月23日増刊号の週刊現代スペシャルを買っていただけましたか?
(8/12発売、地域によっては遅れるそうです)
1にヌード、2にヌード、3、4とマンガで、5にヌード。ん?見落とした
・・・・と思ってよーくページをめくり直してみると、
「お父さんゴメンナサイ」現役女子大生赤面ナンタラの後ろにやっと、
待ちに待った、gakuの最新取材記事が登場です(笑)
『知らぬ間に我が物顔・激増する外来動物たち』全5ページで
目次さえよーく目を凝らして探してみても見つけるのが困難だったりと、
少々不満は感じるものの、紙質も厚手の保存版のようですので、
売り切れにならないうちに手に入れておいてくださいませ。
そして、感想はぜひ講談社編集室へ。
皆さんの熱いエールは雑誌の内容を左右するのに十分な力を持ってます、
ハッキリ言って、3時間の編集会議より、読者の感想メールの方が
編集長様をどれだけ動かす力になることか。
で、「名門女子大生ってほんまですか?」ってちがうがな〜〜〜〜っっ(`´)
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◆よりぬき「きまぐれ日記」
 今回はちょっと過去へ戻り、外来動物取材をしていた時の日記より。
 どの動物を取材している時の裏話かなと考えながら読み返してみてください。
 雑誌の取材中など、掲載までは中身(ネタ)を全て暴露できない事情などがあって、
 こうやって小出ししながらヒントをばらまいているのですよ。
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『半水面写真』 (02月06日)
名古屋市内を流れるドブ川に、水中カメラを入れることになった。
それも、半分水中で半分陸狙いの『半水面写真』。
ドブ川の深さは、50センチ。
 
そこで、カメラケースを作ることにした。
まずは、ホームセンターで売っている縦長の「ゴミ箱」を利用して、
その中にカメラを入れる。
これを沈めるには、浮力も手伝うから、相当なウェイトがいる。
車のタイヤホイールに着いている鉛のバランサーを溶かして、
コーヒー缶に入れれば、ウェイトは解決する。
そこで、ガソリンスタンドへ電話をかけまくるが、期待したほどには集まらなかった。
仕方なく、知り合いのスクラップ屋へ。
 
いやー、あることあること。
たくさんの鉛が手にはいった。
それはなんと、「水道管」だったからである。
昔の水道管は、「鉛」製だった。それが、人体に害があるから、
近年は順次新しい水道管に敷設替えが進んでいる。
このため、古い鉛管がスクラップ屋にたくさん集まってきていたのだ。
 
この写真だけで、約50キロの鉛。
スクラップ屋の工場には、これの200倍以上が山積みされていた。
まだまだ、これからも鉛製の「水道管」はどんどんでてくるらしい。
私たち人間は、現代文明を構築する過程において、
このような危険なことも知ってか知らずか平気でやってきてしまうことが怖い。
毎日飲む飲料水を供給する水道管が、鉛だったのだから、
便利な反面これで体を悪くした人だっていたことだろう。
 
(鉛管の内部には、水道水を滅菌するための「カルキ」なのだろうか、
白いラードのような粉末留が内部にびっしりこびりついていた。
スクラップから現代社会を見つめるのも、また発見があってオモシロイ。)
────────────────────────────────── 『鎌倉ブロッコリー』 (02月22日)
鎌倉市の高台に空き別荘があった。
その庭に、5〜6メートルの「夏みかん」の木があった。
黄色い「みかん」がたわわに実って、塀の外にはみだしていた。
信州には「りんご」があっても「みかん」はないから、
珍しさも手伝ってボクはしっかり観察してしまった。
すると、ハクビシンらしき動物の食跡を発見してしまった。
それを、撮影していたら、近所から老夫婦がでてきた。
 
g『これは、夏みかんですか・・・?。動物が食べてますね。』
老『そうさね。みかんだよ。あれは、タイワンリスの仕業さ・・』
g『っえ、ハクビシンでないの・・?』
老『あれは、タイワンリス。いたずらして、こまるでぇー。畑の野菜だって、全滅さ。』
g『タイワンリスが、野菜も荒らすんですか・・・』
老『いんや、野菜はヒヨドリ。困ったモンさあ。すごいから、見ていきなよ。』
 
案内されるままに、畑に行けば。なるほど、すごいことになっていた。
ブロッコリーは、茎だけで、葉っぱなんてついてない。
サヤエンドウも、15センチくらいになって2畝あったが、これも茎だけ。
ハクサイは、カブだけ。
 
老『そろそろ食べようか、と思うと翌日にはヒヨドリが
 40〜50羽できて、この始末さ。
 ヒヨドリは、憎いぜぇー。近所の農家は、ほんとうに困っているさぁ。
 憎いけど、野鳥を守れという声のほうが大きいからね。私たちは、いつも負けよ・・・
 動物愛護団体のみなさんは、自分の手を汚さないからねぇー。
 好きなことだけを、いいよる。』
 
(このブロッコリーを見てしまうと、
ヒヨドリもしたたかなギャングだということが分かった。)
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『鎌倉のタイワンリス』 (02月26日)
鎌倉市周辺には、タイワンリスが大繁殖をしている。
ペットとして飼われていたものを逃がしたから、
帰化してしまったのだといわれている。
照葉樹林帯に、タイワンリスが生息するのにはちょうどよかったのと。
可愛らしいという理由から「駆除」の対象になりにくかったのが追い風となって、
タイワンリスは爆発的に増えてしまった。
このままいけば、やがては日本の照葉樹林帯のすべてに、
タイワンリスが定着する可能性がある。
 
しかし、地元で駆除を手がけている方からオモシロイ話しを聞いた。
「フクロウのいる森には、タイワンリスが少ない・・・」
「フクロウがタイワンリスを食べている・・・のではないか。」
 
これは、オモシロイ話しである。
鎌倉市では、アライグマやハクビシンも増えつづけている。
しかし、こうしたことは「うわさ」からの域を脱出できずに、
抜本的な調査そのものがなされていない。
ボクが、もし鎌倉市の近所に住んでいたとすれば。
もう、とっくに自力で何らかの調査は手がけていることだろう。
市街地の「けもの道」に何年にもわたってカメラを仕掛けたり、
フクロウだって自動撮影装置をつかって、
どんな餌を食べているかといった基礎的な調査くらいはやってきている。
 
東京や横浜にも近く、人口密度もそれなりにすごいものがある。
だから、こうした発想力と行動力をもって、
動きだす人材が一人くらいいてもいいものだ。
しかし、それができないというのは、
研究者にしても写真を手がけている人にとっても、「技術不足」なのだろう。
環境にいくら恵まれていても、自然を総合的に判断して、
現在の時代を的確に見届けていくという「技術」が不足しているからだ。
アライグマ捕獲に反対だけをしている「保護団体」にしても、
反対するのならそれなりに自分たちでも
理論武装のできる調査だってしてもいいような気がする。
こういう団体にも、技術不足、発想不足、人材不足が深刻といわざるをえない。
地元のマスコミ関係者だって報道の原点に戻れば、
このような時代だからこそ、いっぱいオモシロイことができるはずなのに。
 
(神社や寺では、タイワンリスに「餌付け」しているところもある。
ニホンリスより若干大柄だが、それでもリスの形をしているから、
みんなに歓迎されているのは事実。ニコンD1 シグマ100-300ミリF4 )
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『鯉も・・恋の季節』 (03月29日)
明石市周辺には、3万もの溜池があるそうだ。
その池で、いま鯉が産卵している。
岸辺に近い浅瀬で、「ボチャボチャボチャ・・・・」っと、
鯉のはね回る音がしている。
浅瀬だから、鯉の背中が丸見えだ。
4匹、5匹と、一緒になって
「ボチャボチャ・・・バシャバシャ・・・」やっているのだ。
しかし、その場所はヘドロのかたまり。
とにかく、溜池の泥のところだから、ゴミだらけ。
ペットボトルやビニールゴミやらが集まっており、異臭すらも漂っている。
そんな場所で、鯉が跳ねるたびに、
汚泥が墨汁のように攪拌されていくのが見える。
そんな鯉を見て、「汚いところに産卵をするものだ」と、思ってしまうが。
こうした浅瀬が水温上昇率も高いから、鯉の卵のためにもいいからだ。
それにしてもこんな場所でいくら「恋」といえども、
夢中にならなければならないのもカワイソウである。
もっとも、鯉はあまりきれいな水には棲み難いから、
これくらいがちょうどいいのかもしれない。
 
この撮影をしているころ、神戸新聞に
「イルカの内臓肉から水銀が基準値の5000倍も検出・・・」と載っていた。
この記事に、ボクは別段驚くことはなかった。
生物の生息環境やフードチェーンを考えてみれば、
そんなこといわれなくても分かることではないか。
マグロの水銀汚染だって、30年も前には一時期新聞で話題になった。
しかし、それがいつの間にやら立ち消えになって、しまった。
マグロ関係業界の深さと広さを考えてみれば、
やはり新聞ネタにしないほうがいい、からだ。
こうして考えてみると、自然界にたくさんいる生物の多様性。
それぞれの生物には、それぞれの役目があって、生きているからだ。
その役目の中に、鯉のような汚れがある程度進んだところで生きることを
得意としている生物もいる。
だからといって、その汚れを「化学物質」で汚染してもいいのではない。
自然界には、自然界の胎動によっての「澱」の部分が必ずでてくる。
そのような汚れを浄化しているのが、鯉であって、そのような汚れは必要だからだ。
しかし、ここで産卵している鯉たちのしとねは自然界からだけの汚れではない。
化学物質がどっさり染み込んだ汚泥である。
これらの鯉などの水銀汚染も検査すれば、
たぶん「イルカ」以上に検出されることだろう。
新聞情報だけを見てしまうと、イルカだけに目を奪われがちだが。
もっともっと、私たちの身近なところにも目を向ければ、
たくさんのモノが見えてくる。
それを教えてくれるのが、これまた、自然界だからである。
 
(写真、この写真だけでも、鯉の背中が5つ見える。
右端の鯉の目が真剣だった。ニコンD1、EXシグマ500ミリf4,5 ×1,5)
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◆お知らせ
掲示板でもお知らせしましたが、差出人を「モモンガ」と語る
ウィルスメールが、森の365日のHPを見ている人のところへ
何通か届き、お騒がせしてしまいました。
掲示板で、読者の方が教えてくださいましたが、
『Klezワームはwindowsで感染しますが,メールのアドレス帳にある
アドレスを適当に選んで発送先にするのみならず,発送人(つまりFrom:です)
をもアドレス帳を用いて適当に書き替えてメールを出します』
『Klezワームはアドレス帳以外に、ローカルファイルからも
メールアドレスを探しだすようです。
モモンガさんとメールのやりとりが無くてもこのホームページを見ていれば
ブラウザが作るキャッシュファイルにモモンガさんのメルアドが記録され、
それをKlezがFromアドレスとして使っているのでしょう。』
ということです。
発端となった感染している方のところへは(モモンガとはまったく面識の
ないアドレスでした)、その情報がいって、
対策をとってくださった旨連絡をいただいていますので、一応落着しました。
万一まだ気が付いていない人がいたら困ると思ってお知らせしますが、
今後もモモンガから、知らない人宛に
内容不明な添付ファイルなどを送ることはありませんので、
そういうメールが届いたら内容をプレビューせずに削除してください。
以下がKlezウィルスのわかりやすい説明
http://www.nai.com/japan/virusinfo/klezezukai.asp
情報をお寄せ下さったみなさん、ありがとうございました。
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◆更新のお知らせ
先日の引っ越しの様子を「オフ会掲示板」へUPしましたので、
興味のある方はごらんください
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  宮崎 学 【野生は笑う】(不定期発行)
□URL  http://www.owlet.net/  □E-mail  momonga@owlet.net
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