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| ================================================================ 宮崎 学 【野生は笑う】 (ペットについて考える、その1)vol.18 ============== http://www.owlet.net/ ============================ こんにちは、ぬし不在のアトリエの引っ越し任され パニックしてるモモンガです。 ホームページトップ画面の暑中見舞いご覧いただけましたか? 西瓜とイノシシ家族、暑い夏を吹き飛ばす涼味溢れる取り合わせデス(笑) --------------------------------------------------- 今回は、少し前に話題になった「ペットについて」 掲示板で交わされた書き込みと、gaku日記からの抜粋、 それからその後ワンキチさんからモモンガ宛にいただいたメールを編集して、 長いので2回に分けて発信します。 (メルマガ掲載を快諾くださったワンキチさんにはお礼申し上げます) いろいろと考えさせられる話題だったので、掲示板や日記だけで 過去の話しに消えていってしまうのは勿体ないですよね。 そして、自分も意見があったけど、何となく敷居が高くて書き込みできなかった というひとも少なくなかったのでは・・・? 最初、すずめさんの、『にゃんこが捕まえたネズミが、 ポリ袋の中でアニマルアイズ「死」状態になっている』という 書き込みから始まりました。 その後、話題は移動して、ペット猫の話題に・・・そこから再掲載します。 ■両手に挑戦! 投稿者:ワンキチ------------------------ 我が家の11匹の猫たちは食事時のお座りとお手はできるのですが、 今度「両手」にも挑戦してみます。 それにしても沖縄の野猫捕獲処分はまだ続いているのでしょうか? (私、反対署名はしたけど) 環境庁さん、そんなことばかりしてたら今に特別鳥獣保護区か動物園にしか 生き物はいなくなっちゃうよ! それも人間に都合のよい限られた品種だけ・・・・。 ■ノネコは立派な殺戮者 投稿者:さたにい----------------- わんきちさん、沖縄のような肉食獣の生息しない 島で独自の進化をとげた生き物たちはノネコに対して 抵抗することもかなわず、ただ殺されていくだけなのです。 離島の生き物たちにとってノネコは恐るべき殺戮者。 あなたの仰る「それも人間に都合のよい限られた 品種だけ・・・・。」というのはネコのことでしょう? ■ペット・・・は 投稿者:gaku---------------------- いつもボクも言ってますが、 やはり人間が管理しなければなりません。 とくに、ネコに対して間違った目で接している「動物愛護派」が多すぎます。 「さたにい」の意見は正当です。 沖縄の離島にいる生物は、「ネコ」を想定してこれまで進化してきませんでした。 そこに、「野ネコ」が加われば、生態的にも大きなダメージがあります。 野生化したネコ、マングースは、現代人の責任で駆除すべきです。 以前にも、ここで、 生命の重さに「差」はないという論議がありましたが、 人間がペットとしているネコの生命は、 増やすことも減らすことも、私たちは手を貸すことができます。 しかし、「ヤンバルクイナ」や「イリオモテヤマネコ」の生命を 私たちは減らすことはできても、 増やすことに手を貸せないからです。 そうした野生の生命を野ネコが脅かしているならば、 やはり、生命の重さに「差」はあると思います。 こう書けば、すぐに反論がくると思いますが、 ヤンバルの森に捨てられた「野良ネコ」を捕獲したら、 「動物愛護派」にどんどん引き取って「飼って」もらえばいいのです。 野ネコ捕獲禁止だけは訴えても、実際に「飼育」を引き受ける人なんて、 ほとんどいないのだから。。 「ワンキチ」さんには、厳しい意見だったかもしれませんが、 ボクの基本的な考え方だけはお伝えしておきますね。 ■難しい問題 投稿者:ワンキチ-------------------------- さたにいさんが殺戮者という言葉を使いたくなる気持ちも分からなくもありません。 gaku先生がおっしゃるように人間がしでかしたことは 人間が片を付けるしかないというのも分かります。 (人間のせいなのに!という気持ちは大ですが) 野良猫を捕獲後不妊手術をし、将来的な猫数の減少を図っているだけでは間に合わない、 だからといって捕獲猫すべてに里親がみつかるはずがない。 残念ながら私自身もこれ以上家の保護猫を増やすことは、 物理的にも経済的に不可能だと言わざる終えませんから・・・ じゃ、偉そうなこと言うな!と叩かれそうですが ただ県や国がどこまで真剣に考えてくれたのか? 役人だけでなく、いろいろな立場の人たちの意見を聞いてくれたのか? その結果、やむなく無念の処分決定になったのか? 本当のところが知りたいと思います。 逆に言えばそれを知らない私が、 掲示板上で不用意に発言したこと自体まずかった反省しますが・・・・ しかし私も「人間も野生動物の一種」と思っていますが、 他の生き物にとっては何より恐い天敵じゃないでしょうか。 gaku先生、人間って自然界にとって何か役にたっているところがあるんですかか? いい年をして幼いことを聞いて恐縮ですが、昔からの疑問でした。 ■人間は・・・・ 投稿者:gaku---------------------- >gaku先生、人間って自然界にとって何か役にたっているところがあるんですかか? 自然界を更新する大切な役割を担っている、ようです。 それは、 山を切り崩し、農地をつくり、都市を造り、ダムをつくり ・・・・・ このように地球を「荒療治」するために、役だっているはずです。 「粘菌」のように、 いま、そうした条件が地球上に備わったから、 人間は異常繁殖をして増えている時期と思えばいいでしょう。 地球自身が、人間を増やして、荒療治を求めているのです。 そして、 地球が人間を必要としなくなれば、こんどはリストラしてきます。 ■こうやって 投稿者:Kしゃん------------------------ ちょっと、考えるきっかけや知識を与えられるというのは 嬉しい事ですね。 これから人間はますます広い範囲で先を読む持久力と 想像力が必要になってくるなぁ・・・、 そんな事を思いました。 沖縄のノネコはもともとは人間が放したものなの? ■ノネコ 投稿者:さたにい----------------------------- ノネコって、元は法律用語で、人里から離れた森林や 山野に生息しているネコのこと。 沖縄のノネコの場合、人が放したものが多いとは思うけど、 ネコがどれくらい定住性のあるものか分からないので、 なかには人里からうろうろ徘徊しているうちに山野に 住み着いたのもいるんじゃないですかね(数は少ない?)。 以下のHPが参考になるかもしれません。 http://homepage1.nifty.com/kunigami/Yanbaru/index.htm ■お心を痛めるのはわかりますが・・・ 投稿者:ひらめ------- ご自分のネコを家族同様に大切に飼っていらっしゃる方なら、 同じネコという動物が駆除の名のもとに大量に殺害されてしまうことに、 お心を痛める気持はわからないではありません。 それを承知で、敢えて少し、思うことを述べさせていただきます。 現代人が他の動物の命を護りたいという思いには、たぶん、二種類あって、 個々のネコのような「個体」としての動物の命を護りたい場合と、 「種族」としての命を護りたい場合とがあると思います。 前者は「動物愛護」の、後者は「自然保護」の思想につながるものでしょう。 ペット化された動物の場合はどうしても、個体としてのそれぞれの命が問題になりがちで、 一方、人間との間に距離がある野生種の場合は種族全体の命が問題になってきます。 (中略) おそらく、ネコを捨てた人の中には、何らかの事情で飼えなくなって、 しかし、安楽死などさせるのは忍びがたく、 多少なりとも野山で生き延びられる可能性を信じて 捨てた人もいるのではないかと思いますが、ただ単にかわいそうだから、 という理由で駆除に反対するのはそれと同じくらい無責任なことのように思えます。 人間はすでにたくさんの生物の種族の命を絶ってしまいました。 命の重さを天秤にかけるのは本来、不遜なこととは思うのですが、 この場合、「個体の命」より「種族の命」を優先させることになったとしても 致し方ないと思います。 もちろん、ヤンバルのノネコはネコ本来のやり方で生き抜いて来ただけで、 そこには何の罪も無い、それはよくわかっています。 だからもし、その無辜の命の犠牲に報いる道があるならば、 二度とこのような問題を引き起こさないこと。 あさはかな考えで生態系を乱すような行動を取らないように、 多くの人たちが自然界の仕組みをしっかりと知って、 その知識を深めていくしかないと思います。 ■もう少し続けてください 投稿者:北割H----------------- >ワンキチさん 良い話題を提供していただきありがとうございます。 私自身猫の駆除がされているとは知りませんでしたしそれが 何の目的で行われているのもまったく知りませんでした、その訳がここで解りました。 今までいなかったものが入ってくる!大変なことなんですね。 私の住んでいる駒ヶ根市にもロープウェイが架かり2000Mの山にも手軽に運んでくれます。 靴の底に付いた下界の草の種もまた運び、犬も運んでくれます。 その犬も盲導犬だったら?という問題も実際に起こっています。 片方では自然を大切に!と叫んでいる反面自分に返ってくるとそんなことくらい大目に見てよ。 私自身赤面しますがそんなことを気付かせてくれるかき込みですよ。 ■なるほどぉ・・ 投稿者:モモンガ---------------------- すごいですね、ひらめさん。新聞の社説を読んでいるかと思ってしまいました。 gaku先生は過激ですねぇ^^; 野ネコ駆除反対派のひとに、「それなら飼って保護してください」と 言うのは、例えば「子供が虐待されないようになんとかみんなの力で…」と 呼びかけている人に、自分が引き取れないのにそんなことを言うのは 無責任では?と言うようなもので、 問題の論点がそれてしまうと、わたしは思います。 でも、動物の命の重さに差はないという意見には、 もちろん差はあるでしょう!?とわたしは言ってしまう。 重さという表現が妥当かどうかは別として。 そういえば「野良犬」って見なくなりましたよね。 野良犬はすぐ駆除されるけど、野良猫は人間に噛みつかないから なぜか共存してしまってる訳であって、 これが人間に危害を加える動物だったら話はずっと変わってきたのかも。 でも人間がしてしまったことが 実際にほかの動物を減らす原因になってしまってるのなら、立派に社会問題ですよね。 世の中のいろんなこと、 gaku的視点にかなり影響されてる自分を発見する時があります・・・。 ま、甘いデザートばかりじゃ飽きてしまうし、 辛口あり、ほろ苦あり、の掲示板もいいモノですよね? みなさん気軽に意見を出し合いましょうよ^^ ■久々に見たら・・・ 投稿者:千草---------------------- おおお 格調高い文章に触れてほっとしました。 人はすでに神まがいになってしまった錯覚だらけの生き物になったんだもんねぇ。。。 いろんなことを考えてみるというのは、最後に人間に残された野生への証しと思えてます。 一見 矛盾に思えるこの思い、実はとても野生でしょう。 人は人間である以上に生物であるという恋しさを忘れないように、 こうして考えて議論して前に進めないかと思うのでしょうか? 生きることはとてもとても難しい。。。忘れないように。。。 ■ひらめ様 投稿者:Kしゃん------------------------ 私も「人間が他の生き物に対してどうあるべきか」、 まだまだこれからの課題だと同様に思います。 広い視野もいるし、持久力もいるし、想像力もうんといりますね。 ■沖縄のネコ算 投稿者:さたにい------------------------ 亜熱帯で温暖な沖縄では、ネコは1年に3〜4回発情します。 それから、6頭前後の仔ネコが産まれ。その仔ネコも 半年後には発情するようになるという恐ろしさ。 今あなたが沖縄に住んでいるとして、かわいいかわいい オスのねこちゃんとメスのねこちゃんを飼い始めたとし、 避妊手術を全く施さなかったとしましょう。3ヶ月後に 最初の6頭が産まれて計8頭。さらに3ヶ月後にもう6頭が 産まれて計14頭。その3ヶ月後には最初の仔ネコも出産 するので、(オスメス同数だったとして)ええと6+18増 だから計38頭、さらに3ヶ月後には2番目の仔ネコも出産 するので、6+18+18増だから計80頭。計算あってる? つまり1年後にあなたのねこちゃんは40倍に増えるんですよ。 現実には病気で死んだり、車にひかれて死んだりで、ここまで 増えないとは思うけど、これと同じことがヤンバルの山のなかで 現在起こっているかもしれないということを どうかみなさん考えてください。 イリオモテヤマネコも他の動物を食べるじゃないかという ことをおっしゃる方もいるみたいですけど、イリオモテヤマネコ の場合、年に1回の発情で、仔ネコは1〜2頭。なかなか 増えないし、オスもメスもそれぞれ数平方キロメートルの なわばりを持つことから、西表島に住むことのできる数まで 最初から決まっているんです。同列で語ることは大間違いです。 ヤンバルの山のなかへ人が捨てたネコやその子孫たち、あるいは 少数かもしれないけどふらふらと徘徊しているうちに居着いて しまったネコたち、これらのネコたちは天敵もなく、無抵抗な 生き物たちを食べ放題。そのお食事メニューはカエル類、アカヒゲ、 ヤンバルクイナにノグチゲラ。オキナワトゲネズミに至っては 糞の分析をはじめたころにはたくさん食われていたのに、最近の 調査では糞のなかにさえ見かけなくなってしまったそうです。 もしかしてネコのせいで絶滅してしまったのかもしれません。 ■あっ・・・ 投稿者:さたにい------------------------ 仔ネコちゃんの妊娠期間の見積もりが入ってない。 最後の6+18+18増は多すぎる!? ■おもしろーーい 投稿者:gaku---------------------- >さたにい いい感じになってきましたね。 オモシロイ計算式に、納得。 犬や猫は、牛や豚や鶏・・・などの家畜と一緒と考えていいでしょう。 野菜みたいに人間が必要として、人間がつくり出してきた生物だから、 その「生命」を人間の責任でコントロールしてもいいハズ。 同じ「ネコ」と名前がついていても、 イリオモテヤマネコと一緒に「野良猫」を考えてはいけないのです。 イリオモテヤマネコは、純然たる野生のネコなのだから・・・・ (中略) それにしても、 こういうモンダイになると、「ネコ派」が引いちゃうのが残念。 以前にも、野鳥飼育のことで、「○鳥の会」派はすぐに引いちゃった。 もっと、いろいろな意見を出し合ってこそ、 偏りなく物事を考えられるようになれる・・・のに。 そのために、 このようなHPがあってもいいし、 IT時代とはそんなものなんではないでしょう・・・か。 (以上掲示板より抜粋、全部ご覧になりたい方は、「森の掲示板」へ まだ過去記事に残っています……以下その2へつづきます) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 宮崎 学 【野生は笑う】(不定期発行) □URL http://www.owlet.net/ □E-mail momonga@owlet.net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 尚、このメールは「インターネットの本屋さん「まぐまぐ」 を利用して 発行しています。不必要になった時はこちらから解除できます。 尚、登録すると同時に、まぐまぐからのマガジンも届きますが、 そちらの購読継続・解除も自由に行えます。 http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000075881) |
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