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     宮崎 学 【野生は笑う】 (2002年おめでとう号)vol.9
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みなさん、明けましておめでとうございます。
昨年は『森の365日』にお越しくださいまして、どうもありがとうございました。
お陰様で、『森の365日』も開設以来10万件ものアクセスをいただきました。
わずか1年8ヶ月間の短き時間で、こんなにも皆さんに楽しんでいただけるとは
思ってもみませんでした。
これも、日頃ボクが感じている自然からのサインのメッセージに
皆さんが共鳴されたからだと、思っています。
人間も地球のほんの片隅に住まわせてもらっている“野生動物”。
そう思うようになってから、ボクの自然への視線も変わりました。
動物や野鳥、昆虫や植物たちから送られ続けているサインへの
見方が変わったのです。
そして、そのサインに、人間にもたくさんの共通点があることに気づきました。
これからも、そんなサインを『森の365日』で発信しながら、
現代社会に生きる私たちへのメッセージにしていきたいと考えています。
はたして、今年はどのような話題がでてくることでしょうか。
それは、ボクにも、まだまったく分かりません。
365日の毎日が、出会いの瞬間でもあり感動の瞬間でもあるからです。
そんな出会いをみなさんと、今年も一緒に体験できればと思います。
どうぞ、今年も『森の365日』をよろしくお願いいたします。
                              宮崎 学
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┏━━●もくじ

┣◆更新のお知らせ「アニマルEyes-快進撃中のカワウ」
┣◆よりぬき「きまぐれ日記」
┣◆今月の掲示板より
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◆更新のお知らせ「アニマルEyes-快進撃中のカワウ」
今回の特集は「カワウ」。
野鳥ふぁんの皆さんには地味な鳥と見られるかもしれませんが、
ここ5〜10年の間に、驚くほど内地へ進撃してきているのを
ご存じでしょうか。四国高知から、三河湾、山梨、そして長野県まで、
gakuが取材したカワウの実体を報告しています。
ビル群の夜景をバックに眠るカワウの、オブジェのようなシルエットに
思わずうっとりと眺めてしまったモモンガです。ぜひ見にいってください。
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◆よりぬき「きまぐれ日記」『東京のネズミ5 狩る人・守る人』 (12月16日)
新宿の繁華街でドブネズミを撮影しているときだった。
夜の11時をまわったころになって、一人の老人が現れた。
サンタクロースのようなヒゲをたくわえた老人は、カストロ帽子をかぶって、
手には「吹き矢」をもっていた。
1,2メートルほどのプラスチック製の吹き矢筒は、見るからに軽そうだ。
帽子にはピンク色の矢が3本、刺さっている。
軍服のようなジャケットの胸には、勲章のようなバッジが10数個。
全体像は、なかなか絵になっている老人だ。
老・『オイ、ここは俺のナワバリだから、どいてくれ・・・。』
僕・『どいてくれって、いわれても、撮影中だから、どけない。』
僕・『ところで、おじさんは何をする人なの・・・?』
老・『俺は、ドブネズミを生け捕って、上野動物園へ持っていっている・・・』
僕・『なんでまた、ネズミを・・・・』
老・『ライオンのエサに買ってくれるの・・・サ。』
動物園ではそんなことをしてないと思ったから、ボクはこの老人に興味があった。
で、「吹き矢」の威力を知りたかったので、老人のご機嫌を損なわせないようにして、
誘導尋問をしていった。
僕・『吹き矢で、ネズミが獲れるんですか。わー、ぜひ見てみたいから、
   やって見せてよー』
  『もうすぐ、撮影が終わるから、そうしたらやってみせてくださーい。』
  『で、その吹き矢って、おじさん、どこで覚えたのですか・・・?』
  『命中率は、どうなの・・・?』
  『打たれたネズミは、どうなるの・・・・?』
  『ボクにも、できるかしら。教えてくださいうよ〜〜〜。』
  
とにかく、撮影の妨害をされたくなかったから、老人の気が変わらないうちに
こちら側に引き込まなければ、ここはマズイと思ったからだ。
一緒にいた編集者も、すかさず相づちをうちながら、老人の懐柔作戦にでた。
で、老人はカンタンに僕らの術中にはまった。
撮影現場を老人に明け渡すことなく、老人から吹き矢の作り方から、
どう狙うのか、実演までさせてしまったからである。
そして、その「吹き矢」の威力には驚くべきものがあり、原始的な武器を
ないがしろにはできないと思った。
ドブネズミの急所を確実に狙い撃つことが、できたからである。
(裏を返せば、ボクの目をこの老人は確実に狙うことだって、できる。)
そんなやりとりの最中に、これまたヒゲをはやしてスーツに身を包んだ
こぎれいな紳士が通りかかった。見るからに、会社の管理職らしきその紳士は、
老人の持っている「吹き矢」をみつけて、
 
紳・『あなたたちは、ここで、何をやっているのですか・・・』
  『あれは吹き矢でしょう。危ないでしょう。ネズミを打つんですか・・・?』
  『ネズミが可哀相じゃあ、ないですか。ぼく、そこの交番へいって
  お巡りさんをつれてくるからね。』
 
さかんに、ボクに向かって、この紳士は言ってくるのであった。
撮影班と「吹き矢」おじさんは、別ものだと説明しても、
この紳士にはまったく理解してもらえなかった。
でも、お巡りさんがやってきたら、これまた「面白い」展開になるぞ・・と。
ボクは内心よろこんだ。
お巡りさんがどういう態度で臨んでくるかが、楽しみだったからだ。
 
しかし、15分、20分、たっても、お巡りさんもその紳士も現れなかった。
「吹き矢」の老人も、どこかへ姿をくらませてしまって、いた。
東京の繁華街は、こうだからオモシロイのである。
動物を通して人間が見えるのが、ボクにはたまらないオモシロさがある。
「吹き矢」老人は、ホームレスなのかまともなのか、とにかく紙一重だった。
しかし、「吹き矢」という発想には、めちゃくちゃ興味があった。
ひょっとして、あの老人は、ドブネズミを獲って
自分で「食べて」いるのではないか・・・?
っと、さえ思ったからだ。
また、管理職風な紳士の「ネズミが可哀相」といった発想も、
ボクには気になる発言だった。こういう紳士の、それなりの持論も聞いてみたいからだ。
 
(ここには、100匹余のドブネズミがたむろしていた。
ここの、とにかく大きなネズミだけを「吹き矢」老人は狙っていた。
老人は、こうした「狩り場」を都内に数カ所おさえてあるようだった。
2週間後の深夜、ふたたび新宿で「吹き矢」老人に会ったが、
風のように現れてボクの仕事を遠巻きに食い入るように
見つめていたかと思ったら、忽然と消えていた。)
※写真はHPにてご覧下さい
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◆今月の掲示板より
■『カマキリ占い・・・』 投稿者:gaku 投稿日:12月21日
いま、イトちゃんが遊びにきた。
『イトちゃん、この雪なんとかしれくれや〜〜。去年もこの時期にどっさり
降って、根雪になっちゃったぜ。温暖化で関ヶ原の雪が、
ここまで移動してきてんだよねーー。』
『センセー 大丈夫。
今年は、カマキリの卵がみんな低いから、大雪にはならねぇーぜ。』
さあ、カマキリ占いは、どうでることやら。
■『まいったぜ!』 投稿者:Kしゃん
「カマキリの卵がみんな低いから、大雪にはならねーぜ」
なんて台詞をサラリと言える日常、
まったくかっこよすぎて、ドキッとしちゃうぜ!
■『ふふふふふっふふふ』 投稿者:スズメのお宿
その台詞、アタシは去年言ってたぞ。
・・・・・・大雪だったが・・・・・
蜂の巣が雨ざらしだから台風は来ない!!
は、大当たりだったぜよ。にゃはは
■『いやはや』 投稿者:Kしゃん
あねさんもかっこええ日常やなぁ・・・。
イルミネーションに騙されて暮す身には未知との遭遇に等しい・・・。
人工の光から占えるものは何一つないなぁ・・・。
■『かっこいいなぁ』 イトちゃん! 投稿者:千草
昔ながらのことを、確信もって言えたらいいなあ。
猫が顔を洗うのがどうたらこうたら・・・
今の猫は人間に近いからどーも、それは崩れたかもしれないなぁと
我が家の猫を見て思ってたけれど。
ショウジョウバエがすごく繁殖する年は、
雪が普段あまりつもらない場所にも積もって大混乱!
これ、我が家の母親の説です。今年は、すごい数をゴミ箱付近に
産んでくれたとか。。。それって、ちゃんとしてなかっただけじゃん!
とは思ってますけどね、私。
イトちゃんやすずめさんみたいに、「今年はこれだから・・・」
ていえること、全然ないなぁ。
■『ネコ』 投稿者:スズメのお宿
我が家のネコ、雪の前には両手でがしがしがしっと
頭あらいます。すんげえ笑える速さです。
したらば翌日大雪さ・・・・
■『45cmだった』 投稿者:北割H
添え木に産み付けられていた卵地面から45cmだった、
高いのか低いのか よ〜わからん?
■『ふつうじゃ〜〜』 投稿者:gaku
45センチっていえば、ふつうじゃあないのかい??
で、雪が30センチなら許せる範囲。
■『イトちゃん』 投稿者:トトロ
うっわ〜懐っつかしい〜。
秋の駒ケ根高原が思い出されます。
四国ではかまきりの産卵には地上○センチなんてあまり
関係ないように思うのですが雪国だけの現象かな?
■『アシナガバチ占い・・・』 投稿者:めめちゃん
今年の6月、鹿児島に行った。
とある家を訪ねたら、
「今年はアシナガバチの巣の位置が低いから、台風が来るよ」
とそこのおじいちゃんがいっていました。
去年は高い位置で、全然台風こなかったそうです。
そしたら、ホントに秋、鹿児島を台風が直撃していました。
カマキリもアシナガバチも偉いなあ。
ちなみにうちに2階にカマキリの卵が産み付けたあったことあったけど、
そんなに東京で雪積もらなかった・・・。
で、アシナガバチの巣も最近毎年、うちの壁面にできるんだけど、
地面から数十?のところや2階のあたりとか、
高さはいろんなところだったなぁ。。。
■『確認したら』 投稿者:gaku
さきほど、イトちゃんがきたので確認してみた。
カマキリの巣は、なんと15センチなんだって。
これは、やはりボクが考えても低い。
さあ、さあ、春までまとうこの宿題。
FM長野でも、
カマキリ占いをやりはじめましたね。
大岩堅一さんが、『どんどんカマキリの卵位置を測ってくださ〜〜い』なんて、
いってたぞっぅ。
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◆管理人モモンガより
春になって「カマキリの卵」の真相、わかった人がいたら
また、書き込みしてくださいねー。長野県ならではの話題かとおもうけど。
東京在住の方は、謎の吹き矢老人を見かけたらご一報を^^
今年の目標は・・・・「ギャラリーの柿の木のページを完成させること」
って、そんな低い目標でいいんかいっっと自分に突っ込んでますが、
はい、絶対やりますからねー(宣言)
本年もよろしくお願いいたします。         2002 元旦
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   宮崎 学 【野生は笑う】(不定期発行)
   □URL  http://www.owlet.net/
   □E-mail  momonga@owlet.net
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