| 森の365日Home>メルマガ |
| ====================================================================== 宮崎 学 【野生は笑う】 (不定期発行)vol.2 ============== http://www.owlet.net/ ================================== 沖縄から、帰って来ました。 東京経由信州でしたが、伊那谷にいたのは一晩。 浜松・三河湾経由で、今夜は京都です。 で、京都のあとは、すぐに東京。 まさに、走る「gakuアンテナ」をやってます。 沖縄もそうでしたが、現在の「とき」を見届けはじめたら、ボクはもう 留まるところを知りません。 沖縄取材は、まだまだ続けなければならないと思っています。 そこで次回のために、ボクは現地の「クロネコヤマト」空港営業所の所長と 可愛い事務員を懐柔してきました。取材用の重たくて巨大な荷物は「クロネコ便」 では送れないから、「ヤマト便」。これだと、7−10日もかかってしまうのです。 でも、でも、そこはボクのパワー。なんと2日で、送ってくれました。 ついでに、美人事務員が「森の365日」のファンになってくれました。 今回の沖縄ロケは、近々『アニマルEyes』にまとめて報告します。 宮崎 学┏━━●もくじ ┃ ┣◆よりぬき「きまぐれ日記」 ┣◆今月の掲示板より ────────────────────────────────── ◆よりぬき「きまぐれ日記」 『在日テラピア』 (09月20日)沖縄の河川や農業用水路には、テラピアという外来魚が多数生息している。 テラピアとは、「ナイルテラピア」。名前のとおり、アフリカのナイル川を はじめとする中近東付近に生息する淡水魚である。 このテラピアは成長も早く、食味もよく、環境変化にも強いという理由から、 戦後いちはやく沖縄へ食糧増産の一つとして持ち込まれたものだ。それが、 河川に逃げてすっかり野生化してしまっているのである。 もっともテラピアは今日では、温泉廃液でも育つから、本州をはじめ北海道 まで全国的に導入され養殖されている。こうして、育てられたテラピアは 「イズミダイ」「チカダイ」などの名前で、刺身などでマーケットにも登場 しているのである。 そのテラピアをボクも食べたけれど、刺身でも塩焼きでもムニエルでも、 絶品だった。刺身などは、まさにタイにそっくり。 だから、ときには回転寿しなどで回っている「タイ」が、じつはテラピア だったりすることがある。信州のある回転寿しでは、一皿500円で回っていた。 そのテラピアが、名護市近くの農業用水路に群生していた。 オスは黒い婚姻色を示して、さかんにメスを誘惑していた。 この黒い婚姻色は自分より強いオスが現れるといきなり体色が薄くなって 「メス」のふりをするのだから、なかなか都合がよくできているようだ。 こうして農薬や化学肥料がどっさり混入する農業用水路でも繁殖活動をして いるのだから、テラピアは確かに生命力の強い魚のようだ。とにかく、 マウスブリーディングといって口の中で卵を孵化させて育てるというのだから、 外敵からの捕食率も少ないとおもう。 このテラピアの存在をどう思っているか、農業をしていたおじさんに聞いてみた。 「この川にいる魚は何ていうんですか・・・?」 『そりゃぁー アフリカのテラピアさぁー 』 「どのくらい前から、いますか・・・?」 『そうさなあ、10ヵ年いや20ヵ年くらい前からいるさなぁ。』 (10年、20年というかと思ったら、年月のあいだに「ヵ」がついて返ってきた。) 『あれが棲むようになって、この川からは前にいた魚がいなくなってしまった さぁ・・』 「前いた魚って、何がいたんですか・・?」 『そうさ、フナとかドジョウ・・・』 「30センチもある大きなのがいるけれど、あれは食べないんですか・・・・?」 『あないなもん、誰が食べるんかいな・・・!!』 戦後いちばんに沖縄に食糧用として導入されたテラピアなのに、農家のおじさんは 「あないなもの誰が食べる??」といってのけた。 地元では、けっこう迷惑しているみたいだ。 それなのに、都会では回転寿しで喜ばれ、「イズミダイ」の刺身にはなんの疑問も いだかれないのが、このテラピアである。 この写真を撮影したすぐ近くでは、ちょうどから揚げにいい「小アジ」くらいの 小テラピアが群泳していた。それを狙って、カワセミが岸辺のコンクリート上に 止まっていた。コサギも、小テラピアを追って、水のなかをのし歩いていた。 水辺環境が変化すれば、それを捕食する生き物も食生活を変えながらしたたかに 生きていくのが、ボクには面白くてならない。 野鳥をポートレートだけでしか撮影しない「愛鳥写真家」には、この面白さは 多分わかってもらえないだろうな?? こういうところを見届けるのが、写真のもつ「時代性」なのである。 ────────────────────────────────── ◆掲示板より抜粋『美人じゃないけど』 投稿者:jun 09月15日 08時40分 教えて欲しいんですが、野生のキジバトの糞を小さい子が食べたりした時 オウム病の心配とかありますか? どなたか詳しい方が見えたら教えて下さい。 知人の家の庭に住みついて、小さい子が何でも口に入れてしまうらしく 土ならOK!だけどキジバトの糞は大丈夫か気にしてたので。 『あらゆる生物には、』 投稿者:gaku 09月16日 10時17分 寄生虫や病気はつきものです。 キジバトの糞を食べてしまった赤ちゃん。 まあ、うまくいけば抵抗力がついてよくなると思いますよ。 悪くいけば、それが原因でなんらかの障害が・・・・。 なんてことはないと思いますが・・・。 まあ、オウム病といったって、こんにちの医者でも「オウム病」にかかって 本人が死んじゃったなんて例が10年ほどまえにありましたよね。 その医者は鳩が好きで「伝書鳩」をたくさん飼っていた。 その鳩がオウム病に罹っていて、本人まで感染してしまった。微熱が続いて いたのに、本人は「「風邪」かと思っていた。 医者なのに、まさに自分の病気の診断ができなかったのです。 まあ、この程度の医者ばかりだから、寄生虫とかの話しになっても 「想像力」がないわけです。 だから、キジバト→糞→赤ちゃん→食べた→感染・・・・・ といった想像性につながらないのが現実です。 まあ、それより、その赤ちゃんを親が観察していくことのほうが大切かと 思います。そして、どう判断をしていくかというのも、親の仕事。 半世紀ほど前までは、10人くらい兄弟がいて、3人くらいが青梅を 食べたり、川遊びで流されたり、病気で死んでいったものですよ。 (親もそれを普通なことと、思っていた。)そうして生き残ったものが はじめて「子育て」に参加できたのです。 でも、現代社会では一人っ子をキチンと育てなければいけないと思っている 親たちばかり。そうした考えばかりが主流となるから、社会構造そのものが ゆがんできてしまっているのです。 野生動物の世界には、「病院」もなければ「福祉」もありません。 でも、その中にちゃんと「生きて」いる生命があります。 そのへんのところにボクはいちばん興味あるから、 「森の365日」を立ち上げているのです。 「死」は次なる生命を支える。 死の写真集にこのことを書いてありますが、まさにその通りなのです。 今回のアメリカで起きたことも、まさにその通り。 大金を投じて精巧なミサイルだけが時代を制すると思ってつくってきたけど、 燃料満タンの旅客機が強力な「ミサイル」になった。 こうしてたくさんの犠牲者がでたことによって、「生物」は生き方の 軌道修正をしていくものです。それが野生動物などのあらゆる生命に 共通しているところに、ボクは興味を感じています。 キジバトの糞から、とんでもなく長くなってしまいましたが、人間の周りにも あらゆる生命がとりまいていることを伝えたかったのです。そして、生きている かぎり私たちにも生命のリスクがついてまわるということも・・・・。『いいお話』 投稿者:繭民 09月16日 11時54分 先生、沖縄から、とってもいいお話をありがとうございます。 >半世紀ほど前までは、10人くらい兄弟がいて、3人くらいが青梅を 食べたり、川遊びで流されたり、病気で死んでいったものですよ。 そうですよね....。それどころか、子供を「間引き」していた時代も あったらしいですものね。そういう昔話、私も本で読んで知っただけですが。 そういう事をしたのは、人間ではなく「鬼畜」であったのか? そう思えないです。その時代を生き抜くため、自分や他の子供達の生命を 守るためであっただろうと「推測」します。現代の「幼児虐待」とは、 似て全く非なりだと思っています。 今どきの人間、日本人は「生き物」として、壊れちゃってるのではないかしら。 だからこそ、今、すべてを「野生動物」から学ぶべき、「野生動物」から学ぶしか ないと思っています。 GAKU先生バンザーイ!! でも、多くの日本人は(またひっぱりだすようだけど)ム○○○ウさんの 行動なんかを見て、「野生動物」について、学んでいるつもりになって いるのではないでしょうか!!とても怖いです。....あのあたりも日本人を 歪めた原因になっているのではないかしら。ボソッ.....うちの近くの ペットショップの入り口に。にこやかなお顔で立っていらっしゃったので、 私も笑顔で会釈いたしましたが(笑)>ブランドペットフードの看板。 >「死」は次なる生命を支える。 そうですね。私には、支えられている実感があります。 例えば、毎日、自分が動物を殺傷していることに気付いていない人が 多いですね。キレイにパックづめされた「お肉」を食べているからでしょうか。 今の子供達に、牛や豚や鶏を解体するところ、見せた方がいいのかしらと 思います。すべての動物について見せれば、気持悪くて食べられなくなった なんて言っていられないだろうし。感謝の気持なんてお腹がぺこぺこに ならなければ、もてないのかも知れません。とはいえ、私もすべての解体現場を 見たことはないです。想像をするだけです。 >野生動物の世界には、「病院」もなければ「福祉」もありません。 先生のお話を聞いてから、私自身は、何者になれずとも、せめて 「生き物として真っ当な生き方」をしたいと思うようになりました。 現代でそれを実践するのは難しいことである けれど、せめて「想像」することができれば、この生命救われるもの、 生きている価値あるものと信じます。 「森の365日」バンザーイ!! 生きたいひとはここにくるべきですね。 ────────────────────────────────── ◆管理人モモンガより ぐすっ、いきなり信州は秋のまっただ中です。 秋シーズンの鼻炎が爆発状態で一日中、ぐしゅぐしゅ、気分の晴れない モモンガです。森の365日へ来て、あなたの秋を教えてくださいねー。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 宮崎 学 【野生は笑う】(不定期発行) □URL http://www.owlet.net/ □E-mail momonga@owlet.net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 尚、このメールは「インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して 発行しているので、登録すると同時に、まぐまぐからのマガジンも届きますが、 そちらの購読継続・解除は自由に行えます。ご了承ください。 http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000075881) |
|
||
Copyright (C) 2003 OWLET.net(Manabu Miyazaki) |