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「車道もけもの道」 その1

「イノシシ家族と農家のオヤジ」の攻防を観察しているうちに
イノシシの日々の行動に関心が移っていった。
きっと僕のアトリエの前の道路も、イノシシの道になっているにちがいない。
その証拠写真を撮ろうと、ロボットカメラをセットしてみたのだ。すると・・・

(「イノシシ家族と農家のオヤジ」については、このページの過去のログを参照してください)
ロボットカメラを使って・・
  ロボットカメラとは、赤外線センサーで被写体をキャッチした瞬間にシャッターが切れてストロボが光り、写真が撮れてしまうという「無人撮影装置」のことだ。
  このシステムは、「けもの道」というテーマで23年も前に写真集をだしているから、装置を使うことはお手のものである。防水と消音ケースは簡単に自作して、さっそくセットしてみた。
  そして、36枚撮りフィルムを一本撮り終えてみて、驚いた。とにかく、この近辺に生息すると思われるあらゆる種類の野生動物たちが、どんどん歩いていたからだ。36枚撮りフィルムが、わずか3日くらいでおしまいになってしまうのである。もちろん、動物だけでなく車も、どんどん通る。いや、車道だから、動物よりも車のほうが多いのだ。

車の通行の合間を縫って
  そこで、あまりにも車が通りすぎるので、昼間はカメラの作動をとめてみた。夜間のみに撮影を切り替えたが、それでも車は多い。でも、その合間をぬって、動物たちもちゃんと通っていた。
  ここに掲載した写真は、8月〜10月までのわずか2ヶ月間の記録である。イノシシ家族もちゃんと通っていたし、野ウサギやキツネなど、食う立場にいる動物も食われる側にいる動物も、等しく同じ道を通っていたのである。
  車道も、ちゃんと「けもの道」に、なっていることがこれで証明された。この撮影は今もずっと続いているので、その後の近況報告で続報をお知らせするつもりである。

***写真をクリックすると大きく表示されます***


車道に向けてロボットカメラがひっそりと立つ


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郵便配達のバイクが元気よく坂道を登っていった。 地元ナンバーの車は、それこそひっきりなし。

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ミニバイクの若者(?)も、重そうに坂道を登る。 イノシシの母子が、坂道を下ってきた。

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犬の散歩のお姉さんも、朝の常連だった。 夏毛のテンが、顔にいっぱい「ドロボウグサ」をつけて歩いてきた。

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三毛ノラネコも、すまし顔で歩いていく。 キツネは、ほぼ毎晩、ここを利用していた。

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ハクビシンも、ときどきだが、確実に利用していた。 イノシシ家族が、子供を先頭にしてやってきた。

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夜間でも、車は通る。 軽トラックは、農家のオジサンたちには恰好な乗り物。

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とにかく、いろんなオジサンが軽トラックで行ったり来たり。 ノラネコは3頭いたが、このブチ猫がいちばん威張っていた。

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「クロネコ便」も、まけじと坂道を駆け登る。 絶滅寸前くらいに少なくなった野ウサギが、ときどきやってきた。

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このキツネは、カメラの存在に気づきはじめている。 野ウサギはキツネを極力恐れるのに、ここを歩かなければならない理由があるらしい。

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大阪ナンバーをつけたこの車は、すぐ上に別荘があるからよく通った。 このノラネコも、ストロボのある位置を覚えはじめた。そのくらい、ここを足繁く利用しているから学習を積んでいる。

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道を歩くにも「クセ」がでるのか、このキツネはここを歩いていることがいちばん多かった。 テンはとても元気な生きものだが、足が短いせいか、坂を登る後ろ姿は疲れている。

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高速道路にも近いから、名古屋ナンバーの車もよく利用していた。 2〜3年タヌキが減少傾向にあったが、最近は復活傾向にある。

使用カメラ ニコン F3 28-85ミリ f 2.8〜f4
ストロボ RDP III


 

 

 

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