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仕事場の訪問者  

人間の訪問者が増えてしまうと困るので詳しい場所をお知らせできないのが残念だが、中央アルプス山麓の林の中に僕の仕事場がある。
林の中だから、近所からはいろんな生きものの「訪問者」がある。大きなものでは、ツキノワグマ。この「山おやじ」は、初夏から秋までの期間に、それこそ時々ノソリノソリとやってきている。自分は慎重に行動しているつもりでも、仕事場に仕掛けられたいくつかのセンサーにキャッチされて、その存在を僕に知られてしまう。
また、カモシカもイノシシもニホンザルも、やってくる。そして、タヌキにキツネにハクビシン、テン、リスは常連。アカネズミにヒメネズミは、庭に棲んでいる。さらに、夜間は林の空間をムササビが滑空していく。そして、フクロウもくるし、オオタカやクマタカまでやってくる。
ついでに、40メートル脇には渓流が流れているから、ヤマメも泳いでいる。20センチ級なのがいるから、ときどき「酒の肴」に釣っている。  

僕の「ネギ畑」  

 詳しくは分からないが、標高900メートルくらいのその庭に、ほんのすこし畑を作った。しかし樹齢70年ほどの松林から、野菜の成長を妨げるフィトンチットが出ているのか、トマトやキュウリ、ナスなどの苗を買ってきて植えてみたけど、何も実らない。
それでも、ネギ類だけは立派に育つことが分かった。だから、大好きなギョウジャニンニクの種を蒔いたら5年ほどで、立派な群落ができた。
ついでに、アサツキに長ネギを植えたら、これも元気でガンパっている。そこで、食べるのを忘れていたタマネギが台所で芽を出していたので、育つか試してみようと、長ネギの横に植えておいた。
1週間ばかり留守をしていて「ネギ畑」を覗いたら、7つ植えたはずのタマネギが何もなかった。大切なギョウジャニンニクやアサツキも少し、何者かに踏まれて倒れている。足跡を丹念に調べたら、どうやらイノシシのものだった。イノシシが留守中に、タマネギを失敬にきたらしい。


 ギョウジャニンニク。別名を「アイヌネギ」ともいい、とても美味な野生ニンニク。北海道に多いけど、山菜ブームで山野から急速に姿を消しつつある。栽培条件がよければ、実生で少しずつ増えていく。僕の庭は、どうやら条件がいいらしい。



奥から、ギョウジャニンニク、アサツキ、長ネギ。長ネギの手前の黒い土の部分に「タマネギ」を植えておいたら、イノシシに持っていかれてしまった。  


イノシシにお返し  

最近、中国地方や山陰地方を旅して目にしてきたが、山辺の畑がトタン板でフェンス をしてあった。「あれは、イノシシが荒らすからだろう・・・」と思っていたが、僕の「ネギ畑」もそうせざるをえないのか・・・。
そこで、とりあえずイノシシを観察してしまおうと「ネギ畑」に赤外線ビデオカメラを仕掛けた。イノシシが行動する夜間もこれで確認できるので、観察してから、しっかり撮影してしまおうと思っている。
ビデオ映像は、もちろん仕事場のテレビでモニターも録画もできるようにセットした。今度イノシシがやってきたら、裏をかいてヤツを絶対にモデルにしてやる、つもり。
夜中にハクビシンがモソモソと歩く姿は映し出されているが、まだイノシシはやってこない。首尾良く撮影ができたら、このページにもUPしたいと思う。
 

 

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