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フクロウのヒナは「カエル定食」 

 4月26日
 僕は伊那谷に、30年以上も観察を続けているフクロウの巣があるが(写真集「フクロウ」の舞台だ)、今日は同じ伊那谷にある、もう一つのフクロウの巣をチェックしてきた。
 なんと、ここでは巣立ち寸前のヒナがいた。2羽のヒナが、樹洞で目を丸くしていた。あと、1週間ほどで巣立ちを迎えるだろう。
 ここの巣は、田んぼまで直線で300メートル。その田んぼには田植えの準備で水が張られ、カエルの大合唱がはじまっていた。親フクロウは、その田んぼへ行ってトノサマガエルをよく捕らえている。ノネズミが主食のフクロウなのに、ここのフクロウはいつも「カエル定食」だ。
 2羽のヒナは、カエルを「おふくろの味」と思っている。
 ここにも、観察小屋が2つある。その小屋に今夜はTVクルーが3人、徹夜で頑張っている。
 小屋のまわりには、山菜がちょうどよくなっていた。タラノメ、コシアブラ、ワラビ……。

 
 巣穴の入り口でヒナが半分顔をのぞかせて親をまっている。そこに、トノサマガエルをくわえてフクロウが羽音もたてずに静かに舞い降りてきた。


 フクロウのヒナは、目も顔も頭も体も、みんな丸い。「カエル定食」が大好きなヒナたちは、親になってもカエルが大好きなのだろう。



 タラノメは、このくらいがいちばん美味しい。天ぷらが最高。もうちょっと大きくなれば、茹でてマヨネーズでもよし。



 コシアブラは、人によってはタラノメより美味しいという。これも、「天ぷら」が美味。


 

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