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下関の海岸にて 
 3月下旬、下関市の海岸に立った。
日本海に面した小さな浜辺だったが、今日の日本の海岸線の例にもれず漂着物が多かった。
 漁網、ガラス瓶、ビニール系ゴミ、ペットボトル、漁に使うブイ・・・・、とにかく凄い。そんなゴミを見ているといろいろ想像力が膨らむから、覗くのは嫌いではない。
 
浜辺のポリ容器 
 浜辺の一角に40個くらい並べられている四角いポリ容器が目にはいった。『「希硫酸」などが入ったままの容器が日本海側に漂着している』というニュースが最近流れたが、どうやらこれがそのひとつのようだ。韓国方面から流れてきているということだが、すでに、日本海側で1万個にも達しているという情報すらある。不法投棄なのか事故によるものなのか定かではないが、内容物が穏やかでない。
 まだ容器に入っているのならともかく、海水に混入してしまったのだったらどうなるのだろうか。魚介類を通して、我々の食卓にやってくることになる。
 
イカの横に注射器が… 
 いずれにしても、これが今日の海洋の現実だろう。今回のようにこうして見える形で目撃できるものならなんとなくヤバイなと思えるが、これが「タレ流し」だったらまったく分からないまま進行しているのだろう。
 もっとも、30年ほどまえの日本だって、ほとんどのゴミは海洋投棄をしていた。それらのゴミが周辺の国々にまでたどり着くまでに時間があったから、文句はでなかったのかもしれない。
 下関海岸のゴミの中には、ハングル文字の印刷されたペットボトルがずいぶん見られた。また、イカの甲と共に打ち寄せられていた真新しい注射器も気になった。ゴミは、日本のものも相当に含まれているだろうが、中国や朝鮮半島からかなり漂ってきていることも事実だろう。
 
ハリセンボンのミイラ 
 これらのゴミに混じって、なぜか「ハリセンボン」のミイラ。
 ハリセンボンは死んでも目がおおきいから、その表情には愛嬌がある。100メートルほどの海岸線に、14匹も見られた。この数は、多いのか少ないのか、分からない。
 こうした海辺のゴミも、信州の山の中にいたのでは分からないことだけに海流などを知る意味でも勉強になった。

 

 

 

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