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●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『ツキノワグマ・12』 (10月16日)

ハチミツ入りの檻の脇をクマが歩いているというのに、檻にはかからなかった。
クマにも、個体によってはずいぶんと嗜好性があるものだと感心したものだ。
と、同時に、ボクの近所にいるクマが捕獲檻にかからなかったことにも内心ほっとしている。
 
『クマは、ハチミツでも不味そうなのとそうでないのを区別…するぜ!!』
そんな話しをボクがしていたら、ハチミツが3本届いた。
送り主は、長野県の諏訪市長の実家。
ここは「はちみつ店」を商っており、市長の弟がいまは社長になっている。
この社長とは昔からの友人だったので、ボクの話しを聞きつけて送ってきたのだった。
 
社長『gakuさんなぁー おれがブレンドした蜜だから、ぜったいにクマはくるぜ〜』
  『3種類送ったから、そちらのクマはどれが好きが試してみてくれやー』
g 『ありがとぅ だけど〜 今年はもうダメだよ。山へ帰っていった…ぜ』
  『来年ためして、みるよ…』
社長『その3種類の源蜜は、手をつけずに工場に保管しておくから結果を楽しみにしている、ぜ。』
 
ちょっとしたことでも、こうやって動いてくれる人がいるのがうれしい。
 
そのクマだけど、昨夜また歩き回っているのを目撃した。
山へ帰っていったのではなくて、餌がほかにシフトしただけなのだ。
たぶん、雪が降るころまで、近所を徘徊するだろう。
そして、冬眠穴は意外なところにあるにちがいない。

写真・上 3種類のハチミツ。あざみがなかなか風味もよい。みんな個性があるのも、驚き。
 写真・下 このクマは、ほんとうに自然派だ。糞のなかには山の木の実がいっぱい。




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