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●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『予感』 (08月14日)

この人とは、ひょっとして今日がこれで最後の出会い…となる。
そう予感したのが、現実となった。
あまりにもハイになり、誰にも笑顔で話し、皆と出会えていることがとても嬉しそうなその態度。
普段あまり話さなかったボクにも、この日ばかりは饒舌だった。
その態度を見ていて、ボクは胸騒ぎを覚えた。
 
その彼が翌々日になって、倒れた。
意識不明の植物状態となっている…という話しを聞いたのは昨夜のことだった。
昏睡状態が続いているから、家族は面会を遠慮してくれ、と言ってきている。
予感があまりにも的中してしまった自分に、驚いた。
それも会話中にボクはそう予感してしまったのだから、本人にはいい思い出になる話しだけをしたつもりだ。
 
それにしても、どうしてそんな予感が働いてしまったのだろう。
その日の彼の一挙手一投足を思い出してみるが、やはりどう考えてみても、皆に別れを告げているようでならなかった。
野生動物を見ていても、やはり、覇気というものを見ることができる。
しぶとい生命力や殺気すらも、ボクには感じることができる。
その逆に、どうしても後ろ向きな生命も見ることができる。
人間もそれと同じだと、つくづく思ってしまう。
 
もう一人、ある病気を患って苦しんでいる友がいる。
最近ちょっと、元気がなさすぎる。
久しぶりに会ったが、やはり気になる。
この友だけは励ませばなんとかなりそうだから、ボク自身への賭けと思って何とか上を向かせてみたい。
 

 
今日も朝からの本降り。雨が多いと、生き物を陰気にさせる。元気なのは水辺の植物だけ。。




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