←タイトル一覧
  に戻る
●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『クマも木から落ちる』 (07月08日)

昨夜の20時53分、近所のホテルの主人から電話があった。
 
主『gakuさん、いま裏山にクマが来ているみたいなんだよぅー』
 『飼い犬が吠えるし、枝を折るすごい音が聞こえるんだよなぁー』
 『どうするぅ、懐中電灯でも持って、オレ見にいってくるかい…』
g『ははあーん、例のクルミの木に登っているなぁー』
 『見にいかなくてもいいから、そっとしておいてくれ〜 明日ボクが行くから…』
 
2日ほど前から、ホテルの主人は近所に親子グマの出現を確認していた。
それも、2頭の子グマを連れている…そうだ。
一般に知られるとマズイから、ボクだけにそっと教えてくれたのだった。
主人もクマとの付き合い方を知っているから、騒ぎ立てるでもなく、懐中電灯で見にいってくるとまで言い放てるのだ。
 
その現場を見て、ボクは驚いた。
どうやらクルミの木に登っていたのはいいが、枝が折れて、落ちたみたいなのだ。
それも、18メートルという半端ではない高さから、地上へダイレクトに落ちたみたいだった。
クマの体重がかかりすぎて、枝が折れたにちがいない。
その枝も直径17センチもある太いものだから、そう簡単には折れるようなものではない。それなのに、見事に折れた跡が残り、地上には枝が落下しているではないか。
 
クマは親子で枝に登っていたのだろうか。
親子3頭分の体重を支えきれずに、枝が折れたらしい。
折れたときに他の枝に当たりながらの落下ならショックも軽減できるだろうが、そのような環境でもない。
ようすからして、いきなり地上に落ちたみたいだ。
その証拠にクマもびっくりしたらしく、落ちた枝についているクルミの実を食べずに引き上げていったことがうかがえる。
「サルも木から落ちる」こともあるくらいだから、クマだって、やはり時にはそのようなことも起きることがわかった。
 
野生のクマのことだから、それほど大怪我をしているとは思えない。
ただ、ビックリしただけなのだろう。
まだ、ここのクルミの木には当分のあいだ出現しそうだから、撮影準備をすることにした。

写真上・幹の付近から折れた跡。写真下・その下にはこんなにも大きな枝が落下していた。




Copyright (C) 2003 OWLET.net(Manabu Miyazaki)