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●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『免許皆伝』 (06月01日)

全日本ハエ道選手権大会というものはいまのところないが、関係者の努力次第では今後そうした大会も夢ではないだろう。
ハエ道とは、そのくらい面白いゲームだからである。
 
そのゲームとは、輪ゴム一つでハエを一瞬のうちに射止めてしまうというものだ。
止まっているハエに狙いを定めて一撃をくらわせれば、ハエがもんどりうってすっ飛ぶというあの爽快感。
熟達すれば、ハエの羽を一枚だけもぎとったり、片目だけを吹っ飛ばすことも、できるそうだ。
さらに、輪ゴムのテンションを変えることによって、生け捕り、ぶっ潰し…などのワザもあるらしい。
 
そんな「ハエ道」のあることを知り、今回はわざわざ山陰の豊岡市に住む師匠のところへ弟子入りをしてきた。
ボクは、近所の100円ショップで輪ゴムを一箱買って、師匠の門を叩いた。
こころよく迎えてくれた師匠は、さっそく自分の奥義をご披露してくれた。
構え方、狙い方、呼吸方法…etc。
お陰様でボクは「一番弟子」になることができて、初日に免許皆伝を得た。
 
いまのところ、打率6〜8割という命中率ではあるが、今後はさらなる精進をかさねて「師範」になりたいと思っている。
最近では、ズボンのポケットなどに輪ゴムをたくさん忍ばせて、ことあるごとに研鑚をつんでいる。たかが輪ゴムでも、なかなか奥が深くて、こんなに楽しいゲームの発見は久しぶり…だ。
宮本武蔵先生も、あの時代に輪ゴムがあれば、たぶん飛んでいるハエも百発百中で射止めていたことだろう。

写真上・カーナビのリモコンに止まったこのハエが、ボクの「ハエ道」記念すべき第一号の犠牲者となった。
 写真下・2匹めの犠牲者は、余裕で手をすりすりしていたこのキンバエくん。




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