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●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『シンコイカ』 (05月29日)

舞鶴市の国道沿いに、「お魚とれとれセンター」があった。
大きめな駐車場を完備していて、主に観光客相手に魚介類を売るお店が何軒か共同で営業をしているところだった。
その一角に、乾物を主体に商売をしている店があり、「シンコイカ」1パック500円があった。
 
シンコイカとは、スルメイカの赤んぼうのこと。
この時期には、シラスと混獲されるらしい。
イカの赤んぼうだから、ボクはてっきり「新子烏賊」と書くものと思っていた。
しかし、「伸子烏賊」という字を当てるらしい。
まあ、どちらも赤んぼうにはふさわしい字ではないか。
 
体長2〜3センチの赤ちゃんイカがあまりにも可愛かったから、買うつもりで味見をしてみた。
店には40代後半のお母さんと、20才の可愛らしい娘さんがいた。
娘さんの了解を得て、シンコイカを二口、三口食べていると、
 
娘『食べすぎ〜〜』
g『いいやんかー これから買うんだから…』
g『ねえちゃん、山盛りにして〜』
娘『はいはい、山盛り…ねぇ〜』
 
そういって、ほんとうにパックにてんこ盛りにしてくれた。
それを横で見ていたお母さんが、
『あんた、盛りすぎ〜〜』って、いいながらも、目は笑っていた。
 
g『っあ、そうそう、写真撮らせて〜〜』
シンコイカをボクは撮影してデジカメのモニターを見ていたら、娘さんがのぞき込んできた。
娘『わぁー キレイ おっ客さん、写真ウマイのねぇ〜』
母『っえ、どれどれ ほんとだぁー 上手く撮れてるねぇ〜』
g『・・・・・・・・ 』
 
ボクは、答えに窮した。
母娘のタイミングのいい誉め言葉に、これでも『プロ』だから…、とは言えなかった。

 
シンコイカはびっくりするほどの美味ではないが、あの可愛らしさとえぐみが気になる逸品。




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