←タイトル一覧
  に戻る
●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『主食』 (05月08日)

マムシは、ノネズミを主に食べて生きている。
アオダイショウは、野鳥やノネズミ。
ヤマカガシは、カエルや野鳥。
フクロウは、ノネズミ、野鳥、カエル。
ハヤブサは、野鳥。
カラスは、昆虫や魚、動物の死体、残飯や穀物などの雑食性。
キジバトは、穀物や植物の実。
シジュウカラは、青虫や木の実。
カワウは、魚だけ。
青虫は、木の葉っぱ。
シデムシは、動物の死体…だけ。
・・・・・・
 
地球上にはたくさんの生物がいるが、みなそれぞれに主食があって生きている。
だから、私たちが食べている「ご飯」や「パン」などをマムシやフクロウにあげても、彼らは絶対に食べない。
キジバトなら、ご飯やパンを食べるが、ノネズミを自ら襲って食べるなんてことはしない。
 
ある女優が、シジュウカラを襲っているヘビに出会った。
しかし、それも自然の一部だからといって放っておいた。
そのことをエッセイに書いたら「なぜ、シジュウカラを助けなかったのか」と、ある団体から猛烈に批判された。
この場合の女優こそ、ボクは健全な精神をもっていたと判断する。
 
生物は多様性をもって地球上に生きているのであって、それぞれの種たちがそれぞれに好みの食事をすることではじめて、この星に共存できているのではないか。
人間だって地球レベルで考えれば、地球のほんの片隅に住まわせてもらっている「野生動物」にすぎない。これらの野生動物たちが、この地球上で微妙に関係しあって生きているからこそ、私たちの生活もあるのである。
いわば、地球が大家さんであって、私たち人間は間借り人なのだ。
間借り人なら、ほかの「間借り人」たちの生活を知って理解していく必要もある。
そうすることによって、私たちの生きるヒントをもらえるとボクは信じている。
地球には地球のモノサシがあるのであって、私たち人間の都合のいいモノサシだけを当てはめて考えていくことは、とても危険なことのように思う。
なによりも人間は、地球上ではタヌキやカラスと同じ「雑食性」の動物なのだから、自分たち以外の生物にも柔軟な視線で臨んでいいのである。

写真上・樹洞の巣の中で、夜間こんこんと眠りながら母シジュウカラが抱卵をしていた。それに忍び寄るアオダイショウ。
 写真下・アオダイショウは母シジュウカラと卵を呑み込んで、立ち去っていく。アオダイショウもこうして食べるために、地球上に住まわせてもらっているのだ。。




Copyright (C) 2003 OWLET.net(Manabu Miyazaki)