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●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『二番穂』 (04月10日)

昨年の収穫あとの稲の切り株から芽が出て穂が稔っている。それが、一冬をすぎて、立ち枯れた。その脇で1羽のタゲリが、餌を探している。
 
「二番穂」といわれるこうした稲の存在に、ボクは最近えらく興味がある。
二期作の延長線での二番穂だが、近年は収穫されずに放棄されていることが多いからだ。
昔なら、二番穂からの籾も出来のいいものは米となり、稔りの悪いものは粉や家畜の飼料として利用されてきた。
しかし、米余りの現代社会では二番穂もそのような二次利用がされないまま、捨てられている。
 
こうした二番穂が今日では、野生動物たちの貴重な食糧となっている。
二番穂を食べるであろう生きものたちをあげてみた。
ドバト、キジバト、キジ、カモ、スズメ、ホオジロ、カシラダカ、アトリ …
イノシシ、シカ、サル …
ざっと考えただけでも、これらの生きものたちの顔が浮かんできた。
 
こうした二番穂が都市部の田んぼにあれば、ドバト、キジバト、カモ、スズメ…たちは大喜びをしていることだろう。実際に、喜んでいるのだから正直である。
これらの獲物を狙って、オオタカやハヤブサ、チョウゲンポウも喜んでいる。
なにげに見過ごしてしまう「二番穂」でも、フードチェーンから見ていくと猛禽類にまでいきあたるから面白い。

 
放棄されている二番穂の田んぼに水が浸かれば、泥土にもさまざまな微生物たちが喜び潜む。それらを捕食するシギやチドリたちも、これまた大喜び。




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