←タイトル一覧
  に戻る
●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『海岸線のゴミ』 (04月01日)

2年前のちょうど今ごろの季節に、島根県出雲地方にでかけた。
ここには、ウミネコの南限の繁殖地があり、海岸線にはウミネコが巣の材料を集めにきていた。
そんなウミネコを見ていたら、たくさんのゴミが流れ着いているのに気がついた。ウミネコはこれらのゴミの間から、巣づくりに使えそうなものを拾い集めていたのである。
海草などが主な材料となっていたが、ビニールテープや漁網のちぎれたものまで、彼らは拾っていた。
 
しばらくして、海岸へ下りてゴミの観察をしてみた。
ペットボトルや洗剤の容器などを拾ってみたら、そのことごとくにハングル文字が印刷されているのに気づいた。
なんと、これらのゴミはお隣の国からやってきていたもの、だった。
 
そのあと、青森県へ出かけた。
下北半島を廻っていたら、とてつもなくたくさんのゴミが打ち上げられている海岸線があった。
これらのゴミには、みんな日本語が印刷されていた。
どうやら、陸奥湾の対岸から風下に集まってきて、漂着していたものだった。
 
日本海といい、陸奥湾といい、海流もあるが、プラスチックゴミなどは風下の方向に流されるようだから、天気図の雲の流れと一緒とみていいのだろうか。
ということは、同じく本州などの岸辺からもどんどん太平洋にたくさんのゴミが流れていっているといっていい。
風下には、韓国と日本との距離みたいなところがないから、今のところ別の国から文句がでてこないのであろう。

写真上・島根県の日本海側の浜辺。写真下・下北半島、脇野沢村。




Copyright (C) 2003 OWLET.net(Manabu Miyazaki)