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●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『春の日』 (03月25日)

おだやかな春の陽よりの三河湾。
潮が徐々に引けていく干潟に、ハマシギたちが遊んでいた。
潮の動きにつられて干潟の浜に群れるから、ハマシギ。
 
防波堤の上からそんなハマシギを見ていても、彼らはまったく人の存在を気にもとめない。波打ち際を小走りに歩きながら、砂地に潜む微生物をさかんに食べていた。
 
なかには、ピタリと食事をやめて休んでしまうものがいる。片足で立ち、まどろむハマシギ。満腹になれば休息をとり、消化休みと決めこむからだ。
そんな休み時間のインタバルが、小さな生命の「息づき」を感じる。こんなに小さくても、彼らはこれから北極海へと旅立つ。
その終着地までの陽の光は、たぶん、ここ三河湾のおだやかさと同じ色を追っていくにちがいない。

 
海と土中は季節が一月早くはじまるという。春の日と同じ暖かさが、水と砂浜にもあるのだろう。




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