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●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『逃げ出したオオタカ』 (03月12日)

ある県でオオタカの巣が見つかり、自然保護課が「監視員」をおいて毎日監視させていた。その結果、オオタカはいなくなってしまった。
それを知った職員が青くなって、ボクのところへ飛んできた。
 
職『貴重なオオタカを守らなければいけないから、自然保護指導員に双眼鏡を持たせて毎日見回ってもらっていた。』
職『それなのに、どうしていなくなってしまったのでしょう・・か。』
g『それはですねぇー、監視員がオオタカのことを知らなさすぎました。』
g『自分は県から監視を依頼されているし、とてもよいことをやっていると思いこんでいたのでしょう。』
g『しかし、オオタカにとっては双眼鏡でいつも「監視」されているからウザったくて逃げ出したのですよ。』
 
オオタカがどのへんまで逃げ出したかは、ボクには分かっていた。だが、そのことを県の職員には教えなかった。こうしたケースでは、自然を知らなければしらないなりに時間を経過させたほうがいいからである。それ以上の知恵を彼らに伝える必要もないから、ボクも放っておいた。自然を知らない人が善意ぶって、「保護」を前面に押し出してくることほど、ろくなコトにはならないからだ。
 
オオタカは今日では爆発的に増加傾向にある野鳥なのに、いまだに「絶滅危惧種」ということでマスコミなどではとりあげられている。自然保護派はそれをいいことに、実際のオオタカの現状を知らないまま、「保護」だけを唱えていればいいと思っている。
オオタカがなぜ増えてきているのかその背景にすら考えがおよばなければ、オオタカを含めた自然界全体のことも見えてこないはずだ。それには、私たち人間社会とオオタカとの関係も大きくリンクしてくるからである。
自然保護指導員も、少なくもオオタカの声を聞き分けられて彼らの会話を理解でき、自らの力で複数のオオタカの巣を見つけられるだけの力がないかぎり、「監視」など引き受けるものではない。

 
ちょっとだけ若いオオタカ。




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