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●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『あおさ』 (02月24日)

三河湾には、春が来ていた。
信州の陽光とは、明らかにちがう暖かさがあった。
その日差しのもと、海岸では「あおさ」摘みがはじまっていた。
防波堤がちょうどいい干場になって、春のおだやかな風景を告げていた。
 
そんな作業中の老夫婦に声をかけてみた。
g『すみません、ちょっと写真を撮らせてください。』
お『写真か〜い、そりゃ〜困るけど、まあ、どうぞ!』
g『これは、海苔ですか昆布ですか・・・?』
お『こりゃ〜 「あおさ」っていうもんだに。』
g『へぇ〜 これがあおさ。』
お『食べてみてウマイもんじゃぁーないけど、色と香りがいいから、なんとかなるんよ。』
g『で〜 どうやって食べるんですか・・?』
お『粉末にしてなぁー、ほらぁ〜 「お好み焼き」とか「たこ焼き」にかかっとるじゃろう。あれのことさぁ。』
 
なるほど、見たことがある。
あの粉末がこれから出来ていたのかと、信州育ちのボクには合点がいった。

写真上・防波堤の斜面はほんとにいい干場。
 写真下・潮が引けたら「あおさ」が顔をだしてきた。その上をツグミが歩いていた。




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