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●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『目立ちたがり屋のカラス』 (01月31日)

北海道には、随所にハクチョウの飛来地がある。
大型で白いハクチョウは、どこでも人気があり、冬の観光資源にもなっている。
このためだろうか、どこの飛来地でもハクチョウを「逃がさない」努力を続けている。
その努力とは、「餌付け」である。
一般観光客にもハクチョウ用の餌を販売して、「保護基金」にまでしている。
 
販売されているハクチョウの餌は、切りきざまれた「食パン」のことが多い。
これがなかなかの量で、食パン4枚ほどになるのではないか。
それを一袋100円で売るというのが、相場になっている。
 
一袋100円とはつい手を出したくなる値段だから、これが結構売れている。
だから、見物客の多い土日ともなれば、ハクチョウも「食パン」のフォアグラ状態になる。
食い飽きて食べきれない食パンがいたるところに散らかり、それらをカモやカモメ、カラスたちがついばんでいる。
しかし、そんな彼らも、やはり土日はフォアグラ状態。
 
そうした場所で、ハクチョウが優雅に飛来する場面を撮ってみた。
大きな白い野鳥が着地してくる姿は、やはりダイナミックで狙う楽しみもある。
だが、写真のようなシーンを狙うにも、どうしても邪魔者が写り込んでしまって困る。
邪魔でしょうもないカラスだが、彼らだってハクチョウと同じ「食パン」が目当てでやってきているのだから仕方がない。
ハクチョウだけを写そうとするボクもいけないが、見物客の多くもそんな彼らを苦々しく思っていることだろう。
 
でも、その原因をつくっているのが一袋100円の「食パン」なのだ。
その食パンも、まだ人間が充分に食べられそうな、いいモノである。
食パンの原材料は、限りなく外国からの輸入穀物。
みんないつからこんなに、贅沢になってしまったのだろうか。

 
 




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