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●Gaku塾に連載の「gaku日記」の過去ログを掲載しています。


『好きな画角』 (01月04日)
 
昨夜は、とうとテンが出てこなかった。
彼らは気圧配置をどう知るのかは分からないが、これまでの経験上やはりそれは予測できたことだった。
要するに、吹雪が一晩中降り止まぬときには、テンは夕方からの出勤を自粛する傾向にあるからだ。
ところが、夕方どんなに吹雪いていても、夜半から明け方にかけて雪が止むようなときには、吹雪の中を夕方から出勤してくるのである。
だから、厳しい冬の吹雪を背景に撮影したいときには、このような日が撮影チャンスでもある。
 
今夜は多分、テンは早めから出てくることだろう。
新雪が20センチもあるから、絶好な撮影日和だ。
 
このため、夕方になってカメラを変えてみた。
これまで35ミリカメラを使っていたが、接触不良なのかいまいちシャッターが落ちない時があった。
そこで、しばらく使っていなかった6×6版のハッセルブラッドを出してきた。
15年ほどまえに、中古で買ったカメラだが、これが低温にもなかなか調子よく応えてくれるからだ。そして、150ミリのゾナーをつけて、画角も完璧だ。
6×6版に150ミリレンズは、もっともボクの好きな画角だ。だから、なんだかファインダーを覗いただけで、結果が決まってしまうみたいだ。
 
こんなシステムなのに、ここ5〜6年一度も使用してなかった。
もう、使うこともないだろうから「処分」してしまおうかとも、考えていた。しかし、今夜は出番があったのだから、お気に入りの機械だけは処分してはいけないと思った。
もっとも、フィルムは2年も前に賞味期限が切れてしまっていた。これしかなかったから、仕方がないので使うことにした。
黄色の美しいテンは、はたしてどのように発色してくるだろうか。

写真・尻尾を高くあげているが、このテンはオシッコをしているところ。テンは、こうして自分のナワバリにオシッコで臭いつけをすることがよくある。




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