この数十年の間に、人間は夜をつくりかえてきた。家の中を明るく、道路を明るく、街全体を明るく。そして、人のくらしのすぐ近くにいる動物たちのすみ場所まで、明るくしてきた。 昔は、夜になれば闇につつまれていたところでも、いまでは、光がある。その光は動物たちにも、かならず届いている。 とどいてきた光をうまく利用するものもいれば、光をきらっていなくなるものもいる。人間が自分たちのためにつくった光が、気づかないうちに動物たちの夜を、少しずつ変えてきているのだ。 (本文より抜粋)
フクロウ谷を明るくする光になれてしまえば、フクロウは照明に照らされているところでも、えものをつかまえにやってきた。 |
生まれたときから明るい夜森の中から見える街明かり。フクロウ谷に住んでいるフクロウたちは、生まれたときから、明るい人家を見て育った。 |
丘の上から夜の街明かりを見下ろす丘の上で、いろんな野生動物たちがカメラの前を横切っていった。 |
自動販売機の一日夜の自動販売機にあらわれたヤモリ。 |
カエルの電話ボックス深夜の公園の電話ボックスで、じっとえものをまつアマガエル。 |
明るい夜を飛ぶ神戸ポートタワーの下を飛ぶイエコウモリ。 |
夜のない世界深夜営業の酒屋の軒下で、親鳥を待つ子ツバメたち。明かりさえあって、飛ぶことができれば、ツバメには夜も昼も関係ない。 |
ネオンサインに照らされて建設中の高層ビルを背景にねむるカワウたち。街の明かりに照らされていれば、たとえ敵がきても、すぐにわかる。 |