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宮崎学 ---死 01 1月27日6:36
01 1月27日6:36

新雪の下にシカが埋もれている。かすかに死臭が漂うのだろうか、肉食獣が偵察にやってきた足跡がある。
早朝カケスがやってきた。カラス科のカケスは、死肉を好んで食べる。
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死を見つめて
 自然界には誕生の数だけ、死もある。毎年生命の誕生が爆発的に繰り返されて、膨大な死も続く。そして結果的に、死はあらゆる生物の生命を支えている。
 そんな自然界の生死にカメラを向けてみると、死を待っている生物がたくさんいることに気づいた。いわば、他の動物が死んでくれないと生きていけない生物がいたのである。これはまさに、「死」を前提として自然界は成り立っているのである。
 こうしてみると、死は必要なことに気づく。あらゆる生物が輪廻転生を繰り返すために、死はなくてはならない。自然界の営みそのものは、こうして存在し続ける。この当たり前にして大切なことを、今日の私たちは忘れてしまった。
 誕生の瞬間ばかりを美しく捉える「花鳥風月」で自然を見るのではなく、死後の世界も知っていいのではないか。他の生物に食われて自然に形がなくなっていく。それこそが、自然の生命としてもっとも幸せなことかも知れない。そして、多くの生き物が、死んだあと妊娠期間とほぼ同じ時間で土に還っていくことがわかった。
 生命体の大家さんである地球から『選ばれた生命』として、住んでもいいことを許してくれた時間を大切にしながら、僕も生きてみたい。写真を撮ってみて、僕はつくづくそう感じた。


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