薪ストーブを中心に、カントリーライフを満喫するヒントが詰まったエッセイ集「森からの便り」にて、新連載を始めます。
Fireside-Essay 森からの便り
http://fireside-essay.jp/

宮崎学『森の動物日記』
ブログ新着 宮崎学の今日のヒトコマ (自然界の報道写真家gakuの写真日記)

フクロウ写真集の校正



今朝は、車のバッテリーなど30kgの荷物をかついでツキノワグマカメラのメンテに行ってきた。
道なき沢登りをすること、1時間。
とにかく、口で荒い息をしながらあえぎ、汗だくで、休みやすみの山登りだった。
ツキノワグマのカメラだから、もちろん道中はどこにクマがいてもおかしくない場所。
なので、一歩々々警戒しながら、いつでも戦えるつもりで登っていった。

カメラの現場では、電源コードがノネズミに齧られていて、ストロボが不発となっていた。
予備コードを使っての修復に1時間半もかかってしまう。
その間にも汗はとめどもなく出るから、高地森林棲のハエやらヌカカが容赦なくたかってくる。
まあ、こういう作業を繰り返さないといい作品もできないから、うざったくても仕事はしごと。

午後には、地元の新聞記者とインタビューの約束があったので、遅くも2時には下山をしなければならなかった。
ちょうど、間に合うように下山できたが、重い荷物を背負ったので、かなり疲れた。
そこへ、10月に出る写真集の色校正が届く。
明日までに、返却をしなければ印刷に影響するので、大至急目を通す。
カラーは、まったく問題なく、うれしくなるような出来だった。
本づくりでは、校正チェックがいちばん楽しい瞬間である。



そんな喜びに浸っていたら、友達が「キノコ食べるかぁー」といってシメジをもってきてくれた。
シメジだから肉と一緒に煮込めば美味しいだろうと思ったが、それに似合う淡白な肉がなかった。
なので、キノコだけを出汁醤油で煮た。
日本酒に、ちょうどよく合った。
キノコは、「ハタケシメジ」だった。

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ブログ新着 宮崎学のツキノワグマ事件簿 (ツキノワグマ最新取材記)

日本列島「となりのツキノワグマ」状態

岩手県盛岡市の動物園にツキノワグマが出てきたと思えば、今度は京都府宮津市の観光名所「天橋立」をツキノワグマが走り、山梨県の富士急ハイランドに隣接する「リゾートホテル」に出現して大捕物劇となったツキノワグマ。
これだけではない、滋賀県では山野で作業中の人に襲いかかって負傷させたり、石川県では散歩中の女性を襲って重傷を負わせたり、群馬県でも2件続けて負傷事件を起こしている。
秋田県でもかなりの目撃例がつづいているし、長野県でも負傷者こそ出してないが随所に目撃例がある。
まさに、「となりのツキノワグマ」状態なのである。

負傷された方にはお気の毒だが、こんなにもツキノワグマが出現してくることにはある種の滑稽さを覚えて仕方がない。
それこそ、本州の山野のどこにでもツキノワグマが存在するといっても過言ではなく、着実に増え続けているというオイラの推察はズバリ当たっているからだ。
それなのに、行政も一般市民も自然界の変化にまったく気づこうともしないまま、5月に寒かったからだとか、雨が多かったからなどと、相も変わらず悠長なコメントを出している行政を含めマスメデアの姿を見るのも滑稽である。
雨が降ったとか寒かったからなどといって自然界が単純に変化するものではないのだから、もっと柔軟に考えていけないものだろうかと思ってしまう。

そこで、「となりのツキノワグマ6567478」の表紙にわざわざ耳にピアスをつけたこの写真を使った理由は、「学習放獣」にはなんの意味もないことを読者に考えてもらうためである。
ツキノワグマが目撃されただけで捕獲して、ワンパターンな再放獣がいまだに何の疑問ももたれずに繰り返されている現実を見るにつけ、「手負い熊」をそれだけ量産して放し続けていることに問題提起をしているからだ。
だから放獣された一部のクマが、手負い熊となって人を襲う可能性も出てくるのであって、捕獲放獣には相当な配慮が必要だからである。

このことは、すでに2006年に出版した「ツキノワグマ4037451204」でもオイラは指摘していることである。
なのに、相も変わらず「学習放獣」の繰り返しだし、放獣をする関係者は正当性をうたいながらも何の根拠も見いだせないまま迷い続けていることがこのブログ↓でもよくわかる。

http://www.bekkoame.ne.jp/~fujitama/traslocacion3.html

今回の富士急ハイランドへ出てきた熊は、新聞記事によればすでに一度捕獲されて「学習教育」をされ、GPSをつけられた熊である。
本来ならば、これだけで再び人間の側には来ないハズと人間は理解していたはずであるが、そうではなかったことをここでハッキリ証明してしまっている。
このブログの捕獲グマが人間に反撃してくる動画を見ると、クマの学習放獣が逆効果になりかねないことを如実に見せてくれている。そして、エアーガンを撃つ姿などには真面目さがなく、まるでクマをからかい遊んでいるようにしか見えない。

http://blogs.dion.ne.jp/ursus/archives/5974849.html

本来どこにでもいるクマがたまたま目撃されたくらいで、捕獲作業や無意味な学習放獣をやるべきではない、とオイラは思っている。
学習放獣をやるのなら、その熊の一生を追跡してデータをとりながら監視しつづけられるスキルアップが必要であろう。
そして、放獣グマが事故を起こしそうになったら、的確な対処をするべきだからである。
たまたま目撃例があったくらいで短絡的に檻を仕掛け行政が捕獲放獣作業を行えば、一応は対策をとったという大義名分にはなるのだろうが、捕獲して放獣を繰り返しているだけならば、クマ対策には何もならないしそれによって人身事故が増える可能性も充分考えられる。

それより、ツキノワグマは本州では確実に増え続けているのだから、そのことに早く気づき頭数把握の調査ができるような発想になぜ至らないのだろうか。
私たちの身の回りに、ツキノワグマがいったいどのくらいの数で生息しているのかを早急に調べる研究が何もなされないことのほうが不思議である。
それなのに、生息数が少ないことだけが前面に押し出されていて、一般市民に誤解を与えつづけていることのほうが問題である。
どうすれば頭数把握に近づけられるかなどといったことは行政にそんな技術があるワケがないので、ここは研究者や専門家が本気になって知恵を絞りながら行政と協力態勢をとらなければならないところまできている。
増えすぎたニホンジカが人間のコントロールをすでになくしてしまっている現実を考えると、ツキノワグマだって悠長なことを言っていれば取り返しのつかないことになる可能性も充分にある、からだ。

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ブログ新着 森の動物日記 (薪ストーブエッセイ・森からの便り連載)

まちがいだらけの自然保護

オスのハッチョウトンボ
(photo:ハッチョウトンボのオスは、とても美しい赤色をしています)

ハッチョウトンボって、知ってますか?
小さな、ちいさなトンボです。
体長は、28ミリくらい。細くて小さいので爪楊枝を半分にして羽をつけたみたいです。
オスは、全身が真っ赤となり、メスは黄褐色です。

とにかく、小さくて可愛らしいトンボですから、ハッチョウトンボのファンは多いものです。
そのハッチョウトンボが、中央アルプス山麓のある湿地帯に棲んでいました。
そして、このトンボを守ろうと保護会もできていました。
そのハッチョウトンボの棲む湿地へ行って驚きました。
春の産卵期を迎えたヤマアカガエルが、湿地の水溜りに卵を産んであったのですが、そのカエルの卵塊が、土手の上に捨てられていたからです。

カエルの卵ですから、水分を含んだゼラチン質に包まれていますからそんなにすぐ死ぬことはありません。
なので、ボクは卵塊を拾ってもとの水溜りに戻してあげました。
そのあと、2日ほどしてハッチョウトンボの湿地へでかけてみると、カエルの卵はまた陸に捨てられていました。
なので、また、水に戻してきました。
そんな繰りかえしが5回ほどつづきました。
これは、あきらかにヤマアカガエルの卵塊に悪意をもった人間がやっていることとしか思えませんでした。

ハッチョウトンボ
(photo:小さいので見つけるのが難しいです)

ヤマアカガエル
(photo:ヤマアカガエルは山林に普通に見られるカエル)

そんなことがあったので、次には少し時間をずらして早めに出かけてみました。
すると、年配のおじさんがカエルの卵塊を水からすくって捨てているところにちょうど出会いました。

「おじさん、その卵はヤマアカガエルという林や森に棲むカエルの卵塊ですが、どうして捨てるのですか?」
「オレは、ハッチョウトンボを守っとるのだで、カエルのおたまじゃくしがトンボのヤゴを食べちゃうから、邪魔せんようにこうして退治しているんだが…
学校の先生も、そうするように言うとるし…」
「それって、まずいんじゃあないですか?ウシガエルのような外来生物の卵を駆除するのなら意味も分かりますが、ヤマアカガエルは日本を代表する水辺環境の生きものですが…」
おじさんは困ったように抵抗します。
「そうはいっても、あの小さなハッチョウトンボを守らなければならないから、なぁー
この水辺にはシオカラトンボもギンヤンマやオニヤンマもいて、みんなハッチョウトンボをねらっておる…で」
「いや、自然界ではみんなが食いくわれる関係にあるので、小さくて可愛いからといってハッチョウトンボだけを守るのはよくないと思います。
ハッチョウトンボだって、いろんな生物に狙われながら生きのびてはじめて、生態系の一員になっているのですから、やっぱりヤマアカガエルの卵を駆除するのはマズイことです。
野鳥のメジロだって、小さくて可愛らしい野鳥ですが、そのメジロをタカたちが狙って殺して食べてしまいます。そのタカをメジロのために殺すようなものですから、それはやっぱりマズイでしょう?」
「そこまで言われてしまえば、そうだなぁー」
おじさんは解ってくれたようで、ヤマアカガエルの卵塊を水に戻していました。


(photo:ハッチョウトンボはこのような湿原に棲んでいます)

そういえば、この水辺では、背が高くなる植物のショウブの芽も積極的に潰して、オニヤンマなど大型のトンボの羽化を妨害していました。
自然界には、いろんな生きものがいて、それぞれに関係しあって生きているのが生物多様性です。
それなのに、小さくて可愛いからといって、ハッチョウトンボだけを守ろうとすることは生物のバランスをくずしていくことになりますから、それは「まちがい」だと思います。
あらゆる生物には、この地球上に生きる意味をもっているので、その生活現場を理解してから見届けていくことが保護なのではないかと思います。

ウシガエル
(photo:ウシガエルは食用に輸入されましたが、日本各地で生態系に問題を起こしています)

オオシオカラトンボ
(photo:こんなきれいなオオシオカラトンボだって、天敵のクモにはかないません)

ツミ
(photo:小鳥を襲うタカの一種であるツミ)

ジムグリ
(photo:ジムグリは、こんなに優しい顔をしていますがネズミには天敵です)

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<ムササビ親子の生態を365日生中継!!!>
森のライブカメラ で、ムササビの赤ちゃんが誕生しました。(3/23日)むささび荘にしかけた巣箱の中で、ムササビ母さんが出産したようです。これからが楽しみですね。
森のライブカメラザ・ベストも更新されています。
森のライブカメラ から作成した動画をYoutubeにて公開中です!コメントもお待ちしてます。
スズメバチがムササビの巣箱に僅か一日で巣を作ってしまうことが、記録されています。この画像は、静止画としてキャッチされたものをつないで、動画にしたものです。(作成/ILLOMENさん)
>>ライブカメラベスト集  2007年8-9月 むささびホテル : ムササビ赤ん坊 蜂の巣事件  はこちらです

森のライブカメラ

写真集が発刊されました!!

カラスのお宅拝見!

写真・文/宮崎 学 新樹社

カラスのお宅拝見
30年以上かけて撮りためたカラスの巣を、厳選して一挙公開。北は北海道から、南は九州まで、カラスの巣、巣、巣……。北方四島をバックに、丸の内ビル街をバックに、奈良の古墳をバックに、鹿児島の桜島をバックに、日本全国あらゆる場所に営巣するカラスたちの営みを激写!
カラスのお宅拝見!

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