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森の仲間コミュニティは、森の365日のファンの皆さんが、会員だけが集える場所で、安心してコミュニケーションをとっていただけるように用意したサイトです。カメラや自然や宮崎学が好きな方はどうぞご参加ください。gakuの裏日記も読めます!

パリ・カルティエ現代美術財団での写真展の様子です 詳しくはこちら

gakuの今日のヒトコマ

本州に生息するニホンモモンガを探す

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本州にはニホンモモンガが生息している。
森林にはごく普通に生息しているのだが、夜行性でもあり、なかなか撮影には至ってこなかった。
もっとも、これまでオイラも本州のモモンガを本格的に観察してこなかったので本腰をいれることがなかった。
そのモモンガにようやっと迫ろうと4年前から気にかけるようになった。
すると、こちらの気持ちが通じたのか、撮影できるようになった。
謎につつまれたモモンガの生態がオイラ的には霧が晴れるように分かってきた。
モモンガだけを見つめる縦割り軸の生態だけでなく、モモンガと樹木や季節による森の棲み分け、他の動物たちとの関係性など、まったく知られなかった独自な発見の数々である。
動物学会などで重箱の隅つつきのセオリー的な自然感でないダイナミックな新知見への一歩がはじまった。

とりあえず、巣穴に潜り込むモモンガの後ろ足裏のなんと可愛らしいことか。
小指だけが離れて外側にあり、ワシタカでいうところの “鳥がらみ” の指の意味とよく似ている。
ちなみに、このモモンガは女の子…だった。

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ツキノワグマ事件簿

「黙して語らぬツキノワグマを探る…」、には

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昨夕、かねてから知り合いの全国紙科学部の記者から電話があった。

記者「宮崎さん、ツキノワグマはかなり多く生息していそうですね!」

gaku『いまごろそんなこと言っているんかい?
オイラは、ずっと一貫して、たくさんふつうにいる野生動物だと言ってきているのに。
写真家は、現場に立ってナンボだから、そんなこと他の野生動物と比べてみても分かること。』

記者「でもねぇー、研究者はどうしても“保護”したいから少なく見積もっているところがある。」

gaku『いや、そうじゃあないよ。
技術と自信と行動力と身銭を切らないから、「保護」といっていれば立場を守れると思っているだけさ。
とにかく、現場を分かってないんだよ、ね。
ツキノワグマを語るのに「生態学」だけしか頭にないから何も分からないんだよ。
野生動物の盛衰を語るにも、「現代社会学」「生理生態学」「死の生態学」さらには「時間軸」に加えた「人間心理学」…
そのどれもが必要で、複眼発想しながら総合判断すればツキノワグマをあぶり出すヒントはいくらでもある。
で、そこには自然を総合的に見つめて行動していく「センス」という直感力も必要になってくるんだけれど、ね。
センスさえあれば、研究者であれ保護を訴えている専門家だって、もっともっと新しい言葉で自然を語ることができるものなんだけれど。
なのに、相変わらずのドングリだとかハチミツのセオリーどおりの言葉しかない、じゃん。
写真だってこれほどカメラがすばらしく進歩してきているのだから、プロアマ問わず、刺激的で新しいものがどんどん世にでてきてもいいハズだと思う、よ。
発信しなければならない人がちゃんとしてないから、「獣害」といわれるサルやイノシシ、ニホンジカの増加にしても30年も遅れてしまい対策が手遅れとなっているんじゃあないのか、な?
ツキノワグマの今後がどうなるかって、社会学から追っていってもオイラにはすでに答えが見えているよ。
100年後の日本の山野がどうなっているのか、そのときツキノワグマがどのようなポジションにあるのか。
そのくらいの視野で、いま現在のツキノワグマを語らなければならないんだけど、ね。
マスコミの仕事も重大です、ぞ。』

記者「 ・・・・・・・・ 」

あはは、生意気ぐらいがちょうどいい。
このくらいはっきり言っても、社会は「怨嗟」としか捉えないからオイラはわが道を行くだけだけれど。
記者は、オイラの未発表の写真を借りたがっていたが、まだその時期ではないので丁寧でもないけれど言葉を濁した、のだった。
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写真上
山ガール、森ガールも増えてきて、ほんと心配してしまうくらいに山野に無防備で入る人が多くなってきた。
この女性も単独でこの森に入ってきたが、何が目的だったのだろう、か?
そこを歩くクマの親子だけれど、母親は「初産」らしく小さい。
初産の母グマの攻撃性は、いかに。

写真下
「森の手入れが行き届かないからクマを里に呼び寄せるのだ」
専門家のそんな進言もあって、行政は通学路や人家付近の木をどんどん切って明るくしたのだけれど。
そこを歩くクマにとっては「そんなの関係ねぇーや」、と闊歩中。
やっぱり、人間のやることは「気休め」、だけだな。

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森の動物日記

森の水場の60日

中央アルプスの山中に、水場を見つけました。
急斜面の尾根の中腹なので、そんなところに水が湧き出てるとは思いませんでした。
なのに、水は少ないながらもこんこんと湧いていたのです。
小さな水たまりもできていて、その溜はどうも動物たちがつくったように凹んでいました。

「こういうところなら、近所に暮らす野生動物たちの水場をめぐる物語があるにちがいない」

そう思った僕はさっそく、トレイルカメラという市販のカメラを設置して調べてみることにしました。
トレイルカメラはカメラと赤外線自動撮影装置がコンパクトなセットになったもので、最近はこのような便利なカメラが市販されるようになり、ロボット撮影も随分身近になってきました。

このカメラは一応防水仕上げになっていましたが、レンズに雨水が当たると映像にも影響がでるので、板で庇をつくって雨対策もしました。
こうして、二ヶ月近くカメラを放置してみたのです。
そして、その結果は、もう、夢中になるほどに面白いことばかりでした。
私たちが気がつかない時間帯や天候のなかで、野生動物たちがイキイキと活動していたのです。

私たち人間はもちろんそうですが、彼らも「水」は生きていくうえでとても大切なものとして、この場所を使っていたのでした。
あるものは水を飲み、あるものは水を風呂代わりにして、とにかくなくてはならないものとして生活に取り入れています。
イノシシやリス、シカは水を飲みにやってきます。
キジバトやカケスも水飲みや水浴びをしています。
あるときは、森のなかで滅多に出会えないオオコノハズクもやってきました。

こうして考えてみると、山で見る湧き水は水たまり一つにしても、あらゆる生物たちに必要とされていることがわかります。
無人カメラを設置してみて、夜間は赤外線撮影となりフラッシュなどが光らないために動物たちも安心して普段の生活を見せてくれました。
こんなに、知らないことが見えてしまうのですから、これはもう、ずっと観察してみるしかありません。
写真は撮影日時を入れてデータとしてわかりやすくしてみました。
トレイルカメラは夜になるとカラー撮影はできないので、夜の時間帯はモノクロになってしまいますが、2ヶ月間の記録をご覧ください。


(10月9日:水場にカケスがやってきました。カケスはほぼ毎日ここへ水を飲みききたり水浴をして再び森へ出かけていきました。)

(10月9日:夕方の18時34分といえば、秋の山はもう薄暗くなっています。そこへ、オオコノハズクがやってきました。オオコノハズクは夜行性なので、彼らにとっては朝ということになります。)

(10月9日:イノシシが水を飲みにやってきました。時間を見れば夜の11時半ころです。この時間、私たちは何をしているのでしょう…か。)

(10月11日:朝となって、サルたちが水を飲みにきました。朝一番の水で元気をつけているのでしょう。)

(10月12日:キジバトが水飲みにやってきました。倒れたこの枝は野鳥たちには大切な止まり木になっていたのです。)

(10月17日:大きな雄ジカが水飲みにきました。シカは秋が繁殖期なので、水を飲みながら元気をつけているに違いありません。)

(10月17日:リスも山の泉は水飲みに大切な場所です。)

(10月18日:また、オオコノハズクがやってきて水に入っています。午前3時の時間帯はオオコノハズクにとっては「夜シャワー」のつもりなのでしょう。)

(10月20日:大雨のなかカケスが水浴びをしています。雨が降っていてもカケスにとっては水浴びが必要なのでしょう。)

(10月20日:ヤマドリの夫婦がやってきました。雄は1m以上の長い尾羽根をもっていて目立ちますが、雌は地味な姿をしておりどこにいるのかわからないくらいです。)

(10月20日:夕方イノシシが水に浸かってますが、イノシシはこのようなところで小便を平気でしていきますから「水洗トイレ」にもしているのです。)

(10月21日:雄ジカは角があっていい表情をしていますが、中央アルプスには以前いなかったので確実に増えてきています。そして、秋が交尾期なので雄ジカはどんどん子種を蒔いているにちがいありません。)

 

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森のライブカメラ